ライブDVD「スイッチON!」

改めて一つずつ丁寧に追ってみた。Berryz工房のみんなのパフォーマンスはやっぱり凄い。ライブでは夏焼雅ちゃんがやっぱり輝いてるな〜。
気になったのは、やっぱりいつも通りのカメラと映像編集。リズムに合わせて画面を切り替える手法が使われていて、ゆっくりした曲だと良いんだけど、激しい曲になるととたんにカット数が増大、目が追いつかなくなる。どんなダンスをしているか確認する間もなく次のカットに移るので、しっかりと見ていると激しく疲れる。見れば見るほど疲れはどんどん溜まり、「もう、いい加減にしてくれーーー!」と、怒りがわいてきて、見るのを中断してしまう。あと、肩から上のアップが多すぎ。表情を追う場面で効果的に使うならまだしも、ほとんどが微妙に遠すぎる映像か、それともどアップかという両極端で、全く見たい画が見れない。しかも、アップにしたためにカメラが追いつかず、ブレたりピントが合ってない映像を平気で使ってやがる。僕が見たいのは過剰演出のつまらない映像じゃない。表現者であるところのBerryz工房そのものなのだ。彼女たちは歌で、そして全身のダンスで僕らを虜にする表現者なのだ。ステップもろくに見せず、彼女たちが作り出すダンスラインの美しさも見せず、顔ばかりを追うというのは、表現者である彼女たちに失礼ではないのか。少なくとも私は、アホみたいに切り刻まれた映像よりも、彼女たちそのものが作り出すステージを見たいのだ。彼女たちの表現に合わせた演出こそが求められている。そりゃあ、最後の「BERRY FIELDS」や「Bye Bye またね」では、彼女たちの表情を追うことが大事であろう。しかし、ステップがステキな「恋の呪縛」や振りが心地よい「なん恋」や「21時までのシンデレラ」で、美しく楽しいダンスを映さず顔ばっかり撮るのに何の意味があるというのか。
好きだからこその大きな不満。