戦国自衛隊関ヶ原の戦い 完結編

想像した以上に楽しかった。ドラマなのにドッカンドッカンアクションシーンや爆破シーンをやってくれるし、演出も小気味良かった。
ツッコミどころは色々ある。陣地の設営もせず、増水するかもわからない河辺に普通にキャンプをする自衛官とか。ヘリから攻撃するのにミニガンを使わず普通のアサルトライフルで攻撃するために、地上すれすれまで降りてきているとか。本多正信自ら町娘をさらいに来るとか。小早川秀秋自衛隊隊員を救いに来るのに、部隊も連れず単身で救助に来て、しかも殺されるとか。一つ一つあげるときりがない。
でも、それでも面白かった。先に挙げたテンポの良い演出はもちろん、石田三成に成り代わったりする狂気とか、後生の平和のために西軍に突撃する小早川秀秋とか、随所で面白い解釈があったりしたし。まあ、戦国武将の皆様を楽しむには出演が短すぎるところもあったけれど、総じて良。ラストのへぼさと「結局なんだったのさ?」という疑問もあったが、全体として楽しめて、本当に良かった。
ドラマコンプレックス枠、意外と侮り難し。