栗山千明@スタジオパークからこんにちは

2/16に録画していたものを見る。土曜ドラマ「ハゲタカ」の宣伝も兼ねての出演。衣装は胸元の開いた真紅のドレスと黒の膝丈ソックス。真っ赤な衣装に「六小夜オマージュ!?」と先走る悲しい僕。「六番目の小夜子」も少し取り上げられてた。
キッズモデルの時代からドラマ出演の経歴を紹介も、紹介の中心はキル・ビル。色々個性的なキャラクターを演じてきて、最近では普通の同年代の女性を演じることに興味が移ってきたとのこと。趣味の紹介があり、栗山さんは相変わらずのインドアぶりを披露してまして、フィギュアにも手を出している模様。
栗山千明という役者の特殊性はこういうところにもにじみ出ているなと思う。彼女自身の持つ容姿だけが彼女の持つキャラクターを作り出しているんではなく、彼女の持つ特異な個性が彼女のキャラクター性を生み出している。っていうか、この子は昔から独特の価値観を持ってたんだよね。なんつったって、あの写真集だって、親の意向とかを無視して自分ら志願して撮ってもらってるんだし。そう言う意味では、今の彼女の状態は天職と言っても良いだろうし、というか彼女自身が天職にしてるんだなと思ったり。
そう言う経緯を考えると、今回の放送で彼女が言った「普通の同年代の女の子を演じる」ってことは一つの転機でもあるかなとも思う。彼女の場合、その演技力ではなく、他の誰も出せない特異な雰囲気・キャラクター性こそが女優としての彼女を成り立たせていた部分が大きいと考えている。そんな彼女の「演技派宣言」を聴いたとなれば、今後の彼女がどのように役に臨むのか注目せざるを得ない。他の誰にも真似できない彼女の特異性を生かしつつ、しかも多彩な表現を繰り出す存在としての彼女が成り立つのか、注目していきたい。
「ハゲタカ」での彼女にそこまでのものはまだ見えていないけど。