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「デジャヴ」

レイトショー。客の入りは15人ぐらい。
予想を裏切るエンタメ具合に痺れた。純粋なエンターテイメント作品としてこれだけ楽しめたのはいつ以来だろうか。フェリーの爆破事件の捜査から始まり、過去の映像を追いながら真実に迫り、過去の映像と現実をリンクさせてカーチェイスを繰り広げ、ついには現実をそのものにし、最後はドンパチ。いくつかのセクターに分かれているのだけどその一つ一つが良く出来ており、そして違和感なくそれらが繋がり、よりのめり込む作りになっている。はっきり言ってセクターの一つだけで映画が出来るだろと思うが、それを幾重にもつなぎ合わせた超豪華な作りになってますな。それだけじゃなくって見せ方も実に上手いし、ハデハデだし、だからこそアイディアが生きてる。つーか、このセクターの一つだけでも良質なテレビシリーズを作れそうで、くぅぅぅー!と叫んでしまった。
過去の映像を使っての捜査の部分は見せ方の上手さもあって「マイノリティ・リポート」を思い出したし、これだけでテレビシリーズを3シーズン作れるなと思った。カーチェイスの部分は画面上に溢れる情報量に圧倒され、そのハデハデさに否応なく興奮した。中盤から終盤の「無力感→出来るかも→実は何も変わってなくてヤバイ!!」の部分も秀逸。ドキドキして、身を乗り出して画面に見入ってしまいましたな。お約束のSF部分も説明が難しくなりすぎないよう、一応説明はしつつも力業で持って行くところも良いね。上手いなあ。面白いなあ。
残念なところと言えば、中盤の犯人逮捕の部分がちょっと描写不足になってたところとか、心象の掘り下げ不足な部分とかあるんだけど、これは映画の枠という時間を考えればしかたない。是非テレビシリーズとして掘り下げて欲しいとか思っちゃったり。あと、ラストのドンパチも、それまでの展開に比すればちょっと頭が悪っぽいかな。別エピとか合ったのかな。
そんな不満点もありつつも、エンタメ作品としていつになく楽しめました。いやー、良いッスよ。息抜きにもピッタリ。楽しかったなー。今度は友達と見に行こうかしら。