九州エネルギー館・開館24周年記念の舞台にDVLの石丸雅理さんが出演するということで、見に行きました。11:00からと14:00からの2回公演で、オリジナルの舞台です。九州エネルギー館にある舞台ってどんなもんだろうと思っていたのですが、小劇場の舞台そのままといった感じで、とてもしっかりした造り。椅子は子供に合わせて低いものでしたが、大人の私でも座りやすいものでした。収容人数は230人とのことでしたが、九州エネルギー館に遊びに来ていた親子連れでかなり埋まっていました。舞台はとても近く、様子がはっきり見えます。はじめはど真ん中に座ってみましたが、あまりに近すぎるので恥ずかしくなって、ハジッコの方で見てしまいました。音声は、舞台にはマイクがすこ〜しかかっているのでしょうか。ただ、ほとんど生の声が直接届いてました。
キャストは、主役の西園栖(さいえんす)エレキくんが泉舞(いずみまい)さん。ぽてっと体操のイベントでおなじみの、マイお姉さんですね。チェックのシャツに釣り半ズボン・メガネにハンチングという、まさに少年探偵の姿がすご〜く似合ってます。コミカルなネズミのちゅ〜たろ〜の役が右松隼人さん。ネズミのキグルミを着ての出演です。細かい演技が子供達に大受けでしたね。この舞台一の人気者、でした。エレキくんの友達役に上田晃さん。特徴ある演技がピカリと光ってました。そして落ち着いたエナ爺さん役が高田豊三さんでした。
んで、エレキくんのガールフレンド役のあかりちゃんを演じるのが石丸雅理さん。上はピンクのパーカーにレモン色のエプロンを着け、スカートはジーンズミニ。靴は、第1部がヒールのある白いものだったのですが、第2部では白いソックスに平素な黒い靴になってました。んで、髪はおさげで、すんごくカワイかったです。
正味30分かな。ストーリーとしては、エレキくんの誕生日にあかりちゃんが用意したケーキがなくなって...、というハートフル・コメディーです。色々な科学マジックを披露したり、観客である子供達と舞台上からコミュニケーションを取ったり、メリハリのきいた楽しいステージでした。子供達も盛り上がってたしね。子供達は正直だから飽きるとすぐわかるし、興味があるってのもすぐわかるから楽しいね。個人的に好きなところは、エレキくんがあかりちゃんへの「ありがとう」という気持ちを、科学マジックを使って伝えるところかな。こういうのは小憎らしくって大好きです。
石丸雅理ちゃんの見所と言えば、笑ったり笑ったり怒ったりと、クルクル変わる表情。さすがDVL一の演技派ですね。もともとこの舞台を見たいなと思ったのも、DVLでの表情も含めた歌の表現が凄いなあと感じていて、それなら石丸雅理ちゃん自身の演技を見てみたいって気持ちが高じたから、なんですよね。特に秀逸なところはシャボン玉を吹くところかな。すっげえ、カワイイの。
すっげえカワイイの!!
石丸雅理ちゃんの台詞としては「たーくさん手伝ってもらうからねっ!!」が激しく可愛くって、記憶に残りまくりです。
舞台らしい面白さもありましたね。1回目の舞台では空気砲で倒れやすいよう複数設置してあった缶を2回目の舞台では右松さんが一本だけにしていて空気砲を打つ舞さんが困ってたり、石丸雅理ちゃんがシャボン玉を作るところでくるくる回って、シャボン液をこぼしたところをすかさず舞さんが突っ込んでいたり。2回見たら2回見たなりの面白さを体験できました。
良かったな〜。面白かったです。石丸雅理ちゃん目的で行ったんだけど、右松さんも泉舞さんも上手いし、上田さんは面白いし。子供達の間で見るのは恥ずかしかったけれど、本当に行って良かったです。
