DVL LIVE @ 第19回 飯倉中央校区 2008年夏祭り

昨年に引き続いての飯倉中央校区夏祭りでのステージです。去年の様子はこちら(http://d.hatena.ne.jp/mfluder/20070721/p1)を参照。また、スタッフの林さんのblogでも素敵なエントリーが上げられてますね。(コチラ)
昨年と同じく、夏祭りの盆踊りやぐらの下にステージ(地面にマット)が作られており、DVLのステージの前には海外研修生たちの出し物がなされてました。インドの踊りやバンブーダンスなど激しく見ごたえがあるもので、楽しませていただきました。DVLのステージは18:55からと、予定よりも少し早めに開始。日もまだ完全には落ちておらず、メンバーは沈みつつある夕日を浴びてのパフォーマンスでした。おかげで去年のように「暗くて見えないなー」なんてこともなく、存分にその歌やダンスを見せつけてくれました。また、メンバーの変動がわかって初めてのステージでもあり、そのあたりの変更も注目でした。
セットリストは以下。

  • 1.「ダンスナンバー1 - ぼんち可愛いやアレンジver」(TD:田中彩友美、石丸雅理、鷲尾美紀八木裕紀乃、D:三角えみり、岩橋那奈、矢野樹里、阿部美紀、松田成未、一期シオン、四宮なぎさ、秋山美穂、阿部暖、杉光かれん*1
  • 2.「JUMP & STOMP」(F:田中彩友美、石丸雅理、岩橋那奈、矢野樹里 B:八木裕紀乃、鷲尾美紀、秋山美穂、一期シオン)
  • MC1(田中彩友美、石丸雅理、岩橋那奈、矢野樹里)
  • 3.「アップルパイ」(四宮なぎさ、阿部暖)
  • 4.「ダンスナンバー2」(岩橋那奈八木裕紀乃、鷲尾美紀、阿部美紀、松田成未)
  • 5.「ママのニューバッグ」(V:四宮なぎさ VD:田中彩友美、石丸雅理 BD:矢野樹里、一期シオン、秋山美穂、阿部暖、杉光かれん
  • MC2(三角えみり)
  • 6.「君だけのストーリー」(V:三角えみり D:八木裕紀乃、岩橋那奈鷲尾美紀、阿部美紀)
  • 7.「未来へのドア」(石丸雅理)
  • 8.「拝啓オヤジ様!」(MV:田中彩友美 RD:三角えみり、岩橋那奈 BD:八木裕紀乃、鷲尾美紀、矢野樹里、阿部美紀、松田成未、一期シオン、四宮なぎさ、秋山美穂、阿部暖、杉光かれん)
  • edトーク(石丸雅理、田中彩友美鷲尾美紀八木裕紀乃、三角えみり、岩橋那奈、矢野樹里、阿部美紀、松田成未、一期シオン、四宮なぎさ、秋山美穂、阿部暖、杉光かれん)

1.「ダンスナンバー1 - ぼんち可愛いやアレンジver」は、どんたくでも披露されていたダンスナンバーですね。アクティブハカタの情報誌「HOT NEWS 2008年6月号」によれば同ダンスナンバーは、『中央公園の若者広場では、課題である「ぼんち可愛いや」(どんたくのメインソング)のヒップホップ風にアレンジした曲を急きょ振り付けして参加したりと大変でしたが』とあり、どんたくの若者大賞受賞の一因である同曲をあたため、さらに強化してきたといったところでしょうか。全体的な編成はどんたくと変わらず、途中で田中彩友美、石丸雅理、鷲尾美紀八木裕紀乃の4人によるタップダンスも入ってきています。14人がダンスで動き回るにはちょっと狭いステージで、ダンスの揃いの部分でちょっと物足りなさも感じましたが、迫力は存分に伝わってきました。これがこのダンス一番の魅力ですね。博多を代表する同曲だけに、地元ユニットとしてこのダンスナンバーはユニットを代表するものになっていくのでしょう。これからがとても楽しみです。あと、みんな笑顔が素敵でしたね。とくに松田成未さんと一期シオンさんの笑顔が記憶に残っています。衣装はどんたくから続くピンクのDVLティーシャツ。格好いいです。

2.「JUMP & STOMP」。どんたくとの違いは、ボーカルが矢野樹里さんから三角えみりさんに戻った点がひとつ。バックダンスが中山瞳さんから一期シオンさんに変わっていたことがひとつの、2点。フロントのDVLレギュラーの4人は相変わらずの安定です。この4人の「JUMP & STOMP」はずっとですからね。田中彩友美さんが「髪を短くした」とは聞いてましたが、思った以上に短くなっていて驚かされました。石丸雅理さんはやっぱり一番周りをよく見ているなあと。あと、石丸雅理さんは歌に変化をつけてきてまして、歌の部分でも余裕が出てきたからこそ、表現の部分も工夫をしているんだろうなあと思いました。岩橋那奈さんは情感が出てきましたね。素敵です。三角えみりさんは、なんだか凄く痩せちゃってて、逆に「大丈夫かな?」と思っちゃいました。でもパフォーマンス自体は前と変わらないから大丈夫なんでしょうね。バックダンサー陣では、一期シオンさんの、本当に楽しそうに踊っている姿が印象的でした。「JUMP & STOMP」での一期シオンさんは初めて見たような気がしますが、何の違和感なく、それでいて目立っているんですよね。これは凄い。八木裕紀乃さんは歌を歌いながらダンスを合わせていて、歌とダンスが一体になっているように見えました。これこそ裕紀乃さん。さすが!! 鷲尾美紀ちゃんは笑顔の見せ方や視線の配り方にこれまでとは段違いの余裕が見えますね。素晴らしい笑顔に思わずドッキリしてしまいました。秋山美穂さんはダンス中にも笑顔が見えてきた部分に成長の度合いを感じました。衣装はどんたくと同じく、フロント4人がそれぞれのイメージカラーのDVLティーシャツ、バックダンサーズがピンクの通常DVLティーシャツでした。

MC1。「JUMP & STOMP」フロントの4人が中心にメンバー紹介。何故かフルネームでなく名前だけを紹介していたのが、ちょっと気になりました。地元だからかな。滞りがちなトークもこの四人が繰り広げると楽しいばかりです。

4人の紹介から3曲目「アップルパイ」へ。いつもは4人で歌われる「アップルパイ」ですが、今日は四宮なぎさちゃんと阿部暖ちゃんのふたりのみで、ビックリ。衣装も新衣装になってまして、リンゴのアップリケのついたエプロンにキャスケットと、これが凄〜く可愛い。振付もふたり用にシンプルにアレンジし直され、これがまた可愛らしさと格好良さの同居した素晴らしいものになっていました。ソロの部分が心地よいいつものボーカルも違和感なく、いやむしろ迫力満点に伝わってきました。 ダンスも歌も不足を感じないふたりだけに、とても素晴らしい新生「アップルパイ」となっていましたよ。次代のDVLを担う超強力ユニットによる素敵すぎる「アップルパイ」は必見ものです。これは本当に凄かった〜。

4.「ダンスナンバー2」。こちらはどんたくの時の編成を変えず、より完成度を高めてきた感じですね。衣装もメンバーの色に合わせた同じツナギ。このダンスナンバーで一番印象に残っているのが岩橋那奈さん。いやー、岩橋那奈さんのダンスでこれほどパワフルさを感じたのは初めてです。これまでどちらかというとしなやかさを感じていた岩橋那奈さんのダンスですが、今日観たそれは、動きの大きさ・切れともに非常にパワーを感じるものになっていて、とても驚かされました。これは本当にすごい。この曲でダンスの中心にいるのが岩橋那奈さんで、それがとても上手く活きるダンス表現になっていたと思います。次に印象深かったのが阿部美紀さんのダンスにかなり余裕があるように感じられた点。これは端的に言って、きっと阿部美紀さんの成長なのでしょうね。顔に疲労の影もみえませんでしたし、地力がついているんでしょうね。松田成未さんは格好いいし可愛いしで、見ていて癒されます。つーか、ずっと見ていたいくらい。鷲尾美紀さんのダンスは凄くハッキリクッキリしてきていて、目線の配り方にも余裕を感じます。八木裕紀乃さんは身体の使い方とか楽しさの伝え方とかがもう最高ですね。わりと何度も見たこのダンスナンバーですが、見る度に違った感想を持てるのが凄いし、そのみなもとこそ、彼女たちの成長なんだなと、あらためて実感しました。

5曲目は「ママのニューバッグ」。全体的な編成は変わらないのですが、牛島志織さんのポジションに秋山美穂さん。牛島さんがスレンダーで、秋山さんもスレンダーですので、まったく違和感ありませんね。秋山さんのダンスに笑顔が見えたのが良かったです。個別では、四宮なぎさちゃんが伸び伸びと歌い踊っていたのが印象的。石丸雅理さんはもう素晴らしい笑顔とパフォーマンスで魅了してくれます。田中彩友美さんと矢野樹里ちゃんは表情豊かに、一期シオンさんはキレのあるダンスをじつに楽しげに、阿部暖ちゃんのダンスは安定して、全体的に完成度が高いです。杉光かれんちゃんももう周りを見て踊ることなく、その成長の度合いが伺えます。コアの部分でしっかりとした人たちが支えているこの曲だけに新メンバーも安心して見ていられますし、逆にまだ不安定さを残す新メンバーたちながら成長に可能性が見え、今後が非常に楽しみです。

MCでは三角えみりさんがソロで。まずはママニューメンバーの紹介。その後は一人でアクティブハカタのことやこれからの曲について説明。んで、自分で説明しながら次の曲(自分の持ち歌)に入っていくのですが、このあたりに三角えみりさんのバイタリティーの豊富さが伺えますね。

6曲目はその三角えみりさんの「君だけのストーリー」。こちらはいつものメンバーなので安心して見ていられます。特筆すべきは阿部美紀さんの表情。ここまで楽しげにこの曲を踊る阿部美紀さんは初めて見たような気がします。これだけ表情豊かに踊られると、さすがに引き込まれますね。三角えみりさんは本調子じゃなかったのかな。ちょっと歌に力が感じられませんでした。それでも相変わらず上手いですし、ダンスもキメてきます。上手い。鷲尾美紀さんの笑顔・岩橋那奈さんの大きなダンス・八木裕紀乃さんの表現力には目を惹かれ、このあたりはさすがのDVLレギュラーです。とにかく格好良い。最後のキメポーズから次の曲に移りステージをはけるまでの、図ったような見事さもさすがです。余韻を残しながら次曲に譲るというのはなかなか出来ることではなく、ステージング全体を考えた上での引き継ぎなので、このあたりに意識の高さも感じられました。

7曲目は石丸雅理さんのソロでお馴染み「未来へのドア」。まずやっぱり思うのが石丸雅理さんの美しさですね。こんな夏の盛りなのに、なんでこんなに白くて綺麗な肌をしてるんでしょ。感情を歌と表現にのせて歌う「未来へのドア」は、雅理さんの良く響く高音の歌声と共に情感を誘います。思わず聞き入ってしまいますね。静かに歌い上げ、次曲に繋ぐのがまた良いんです。

ラストの8曲目はお馴染み「拝啓オヤジ様!」。雅理さんを除いた13人にて演出されるアッパーなナンバー。もうここまでくると会場全体を興奮が覆っている感じなので、ひたすらダンスと歌の世界に引き込まれます。どこを見ても楽しげなメンバーの姿が目に入り、美しくも楽しいダンスの数々が目に映ります。これまでの曲やステージングの全てがこの曲で昇華されると言っても良いでしょう。好きすぎて困っちゃうぐらい。楽しい気分のままラストのキメポーズまで行くので、逆に興奮しすぎて覚えてないですわw。多幸感に包まれながら曲が終わるって感じですね。ラップ部分は今年に入って岩橋さんと三角さんの部分でチェンジされていますが、今回もその路線で。まだ耳慣れないような気もしますが、それが一つのアクセントになっています。

最後は石丸雅理さんが中心となりみんなに挨拶やお礼を。夏の舞台の告知もやってまして、メンバーが手渡しでチラシを配ったりしていました。私は八木裕紀乃さんから頂きまして、一緒に素敵な笑顔も頂きました。チラシ配りは昨年と同じですね。昨年と違うのはステージの後にCDの販売がおこなわれた点。去年はCDの販売がなかったのでまったく油断しておりまして、事前に1,250円準備できていなかったのです。CD販売があると聞くと同時に、近くの出店でモノ買って50円のおつりをもらいました。これでおつりなくCD購入。メンバー3人と握手をさせていただきました。その時に話す機会があったものの、恥ずかしさのあまりなにも話せずと、相変わらず自分のチキンっぷりに驚かされました(笑)。まあ、ただ「素敵なステージをありがとう」ということと、「今日の岩橋那奈さんのダンスが素晴らしかった」って事だけを伝えたかったんですけどね。CDはファンだけでなく普通の女の子も購入していて、こういう人たちを大事にしたいよねと思いました。あと、田中彩友美さんは小学生女子に囲まれてプチ撮影会状態でしたが、この様子がとても微笑ましかったです。こういう地元密着の活動の積み重ねの先にこそ開けるものもあるのではないでしょうか。それがこの場で自然と成されているところに心強さを感じました。あと、メンバーが会場を去る前に祭りの執行委員のお歴々に声をそろえて挨拶をしていまして、これも微笑ましかったですね。

総じて素敵なステージングと地域交流でした。行って良かったし、行ったからこそDVLの地域密着の、本当の姿・活動も見えました。福岡・九州の星としてDVLがあるようになればいいなと思います。来週おこなわれるDVLのもうひとつの地域の行事への参加「網敷天満宮のお祭」には仕事の都合上参加できませんが、こちらも素晴らしいステージとなり、多くの人の記憶に残ればいいなと思います。そしてこれからもDVLの活動に幸多からんことを祈ります。

DVL@飯倉中央校区2008_080719

*1:田中彩友美、石丸雅理、岩橋那奈、矢野樹里は次曲に備え、途中で捌ける