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児童劇団ぽっとっぽっけ公演第7弾「青い鳥」 @ 大博多ホール

概略と全般的な感想

2008年8月29日(金)・30日(土)の公演のうち、30日(土)の公演14:00〜と18:30〜の2回を観覧。会場の大博多ホールは、博多駅近くのホールで、席は400席ぐらい。30日1回目の公演も2回目の公演も、席の3分の2ほどが埋まっており、客層の幅も老若男女を問わず多彩で、たいへん好評な様子が見て取れました。
ちなみにDVLからは石丸雅理さん、田中彩友美さん、鷲尾美紀さん、阿部美紀さん、松田成未さん、小田彩央怜さんの6名が出演。6人とも児童劇団ぽっとぽっけ所属の劇団員さんなんですよね。あと入り口にて秋山美穂さんが本公演「青い鳥」のプログラムを配っていました。
本作はモーリス・メーテルリンクの代表作である童話「青い鳥」をもとに、脚本家氏曰く「音楽劇風に」今回書き下ろされた舞台で、ぽっとぽっけ劇団員を中心とする合計34名によって演じられたものです。公演時間は、休憩なしの1時間40分と、観覧されるお子様には少々長いかなと感じられるかもしれませんが、演じるだけでなく歌にダンスに殺陣にと、息をつかせぬ1時間40分となっていました。
わたし、ちょっと見くびってたんですよね。「児童劇団ものだし、演出も演者のパフォーマンスもストーリーの解釈も、まあそれなりのものだろうな。初めから割り引いて見ておこう。。。」って。それはこの公演の目的が目的だけに、演者である子どもが理解したうえで演じることが出来ると思われる程度に肉抜きされたものではないかと思っていたから。でも、実際この目で観たそれは、終始ワクワクドキドキさせられ、次々と切り替わる場面に心躍らせ、演者の心境に入り込まされるものでした。いやあ、新鮮な驚きとはこのことでしょう。じつに楽しい時間を過ごさせていただきました。よって公演内容について以下詳細を書いてみます。ただし、脚本を見たわけでもないし、二回だけ見たものの再構築なので、不完全&勘違い間違いが多いことはご容赦くださいね。

一幕

貧しく二人っきりの兄妹チルチルとミチル。ふたりは夜中に起きだし、隣家で開かれているクリスマスパーティーを眺めます。楽しそうな人々と豊富なご馳走に、ふたりは思わず自分もパーティーに参加する様子を思い浮かべます。

チルチルを演じるはお馴染み石丸雅理さん。男の子役と言うことで、髪は短くピンクのジャケットと半ズボン姿。ミチル役は森淑乃さん。吊りスカートに三つ編み姿。服をベットの周りに脱ぎ散らかし、ベットから腕を大きくはみ出す様子が可愛らしい。石丸雅理さんは男の子らしい所作の荒い演技を丁寧にしていました。森淑乃さんは話すときの様子や、不安を克服するようスカートの真ん中をギュッと握って一つ一つ言葉を選んで話す演技が、ミチルという少女を大きく印象づけてました。そしてそのような動作の一つ一つがじつに可愛らしい印象を与えてましたね。
隣家の華やかなパーティーの様子をダンスで表現するのは、パーティーの踊り子役の鷲尾美紀さん、阿部美紀さん、松田成未さん、江口莉奈さんの4人。あとで古賀紫乃さんも参加します。4人は薄膜の後ろでシルエット登場し、その後舞台に出てきて踊ります。鷲尾美紀さんが紫色、松田成未さんが赤色、阿部美紀さんが緑色、江口莉奈さんがピンク色のドレスでした。タップダンスをはじめとしたきらびやかなダンスには、後半には石丸雅理さんも森淑乃も参加。じつに華々しく豪華な場面となっています。DVL鷲尾美紀さん、阿部美紀さん、松田成未さんのダンスが上手いのは承知していましたが、江口莉奈さんもキビキビした踊りで目をひきましたね。

言い争うふたりの前に突然現れる妖女。妖女は病気である自分の娘のために、幸せの青い鳥が必要だと言うのです。彼女はチルチルに不思議なダイヤのついた帽子を手渡し、ふたりを幸せの青い鳥を探すための旅に誘います。チルチルがさっそく帽子のダイヤを回すとそこでは妖精達が楽しげにダンスをしているのでした。

妖女を演じるのは江口春菜さん。おばさんの役なんですが、若い!! でも演技にはパワーがあり、少し高圧的な妖女を上手く演じていたように思えます。チルチルとミチルに畳みかけるように話しかける姿が印象的です。
妖精の国はちょっと近未来な感じで、沢山の妖精達が楽しげに踊っています。。鷲尾美紀さん、阿部美紀さん、松田成未さんの3人がローラーブレードで登場し、それを履いたままダンスをしていました。3人で三角型にポジションを取り、ダンスしながらその持ち位置をぐるぐる変える感じで、「あれ〜?これってどこかで見たことあるなあ」とニヤニヤしちゃいました。途中の振付でも「ポリリズム」に似た部分が幾つもあって、Perfumeへのオマージュを感じましたね。でもあの踊りを、ローラーブレードを履いたままやっちゃうんだから凄い。そしてこの3人のユニットと言うことで、スゴく豪華で、更に興奮。いやあ、この3人のユニットをもっと見てみたいと思いました。鷲尾美紀さんはピンク、阿部美紀さんは黄色、松田成未さんは紫の衣装でした。

妖女は旅のお供として、言葉を話せるようになった飼い犬のチロと家猫のチレット、家の戸棚の中にいる妖精達(砂糖の精、火の精、パンの精、牛乳の精)、そして女神さまのような光の精をチルチルとミチルに紹介します。そしてお供の皆と、幸せの青い鳥を探す旅に出ることになるチルチルとミチルでした

光の精にはお馴染みDVL田中彩友美さん。チルチルとミチルのふたりを母のように優しい視線で見守り、常に慈愛の光を投げかけています。衣装は純白のドレスにティアラ。田中彩友美さんのイメージに合った役柄ですね。
ネコのチレット役は小柳若奈さん。全身黒のタイトな衣装にフレアな黒スカート・ブーツ。髪型もネコ耳っぽくまとめられており、頬には墨で描かれた三本ヒゲで更にネコっぽく。ピンクの首輪も目をひきます。小柳若奈さんは何気ないところでもネコの所作をいちいち入れていて、その一つ一つに凄いなあと思いました。
イヌのチロ役はDVLの小田彩央怜さん。全身茶色でそろえ、ショートパンツにレッグウォーマーで活動的に。イヌのハアハアと口を大きく開けて息をするところや、大胆かつ大きな動きでイヌを演じきってました。また、チルチルとミチルに捧げた忠誠を上手く演じていたと思います。
パンの精役はぽっとぽっけの石橋晶詠さん。背はほかの精霊たちよりも低いんですが、ダンスにもキレがあるし、セリフも所作も可愛らしいので目につきますね。セリフの言い回しが上手いです。パンの精ということで茶色の衣装でした。
牛乳の精役は恒成知里さん。スレンダーで美しい方ですね。牛乳の精ということでこちらは白い衣装。反応の一つ一つが新鮮で愛らしかったです。
いよいよ旅立ちと言うところで、犬猫精霊達の心境を歌った歌になります。彼らは旅の終わりには消え去らなければならないのですが、その旅についていく複雑な心境を表現した歌をポップに歌っています。まずはネコ役の小柳若奈さんのソロ。人間への不振と自らの独立をうたいます。小柳若奈さんはダンスにキレがあって、歌もキュートな歌い方になっていて良いですね。歌の2番はイヌ役の小田彩央怜さんが人間への信頼と忠誠を力強く歌います。内容もそうなんですが、イヌネコで歌い方にはっきりと違いを出しているのも好印象。精霊の皆様とのダンスもヒップホップな感じで躍動感にあふれてます。はじめがエグザイルのチューチュートレイン風なのも良いね。ストーリーとも関係のあるこの曲、すごく良かったです。
この歌の後、チルチル達は逡巡を覚えながらも、青い鳥を探す旅に出るのです。

二幕

チルチルとミチル達が最初についたのは「思い出の国」でした。そこで彼らは死んだはずの祖父母に会い、ミツバチたちとのダンスや美味しい食事で幸せな時間を過ごします。

思い出の国へと向かう道中という設定で、チルチルとミチルそれにイヌとネコは客席に登場。舞台まで歩きます。舞台に上がると、チルチルとミチルは座り込み、幸せをめぐる話題を話し合います。ここで石丸雅理さんがあぐらをかいているのと、ネコ役の小柳若奈さんの所作が面白かったな。
思い出の国で出会う祖父母は劇団無限の竹田さんと泉舞さん。相変わらず泉舞さんは可愛らしいですねえ。かわいいおばあちゃんになっていたと思います。懐かしそうに安心した様子のイヌネコたちの所作も細かいところまで気が行き届いていますね。
ミツバチたちがハチミツを持って帰ってきました。ここで、どこか四人の精霊に似たミツバチたちとのダンスが始まります。曲は「タイプライター」風の楽しげなダンスで、竹田さん・泉さんもダンスに軽く参加。チルチルとミチルも、アニメーション風のカクカクしたダンスを披露し、楽しさを引き立たせます。

三幕

時間のことを思い出してしまったチルチルのため、祖父母との別れが近づきます。チルチルとミチルは祖父母が飼っていた青い鳥をもらい、旅路を進むのでした。道中、ふと見ると祖父母からもらった青い鳥がその色を変えているのを見つけてしまいます。絶望に襲われるふたりでしたが、再び旅を続ける決意を固めるのでした。

旅路の暗闇ではチルチルとミチルふたりによる歌が披露されます。ふたりで手をつなぎ、青い鳥を探す旅の心境が心強く歌われていました。ストーリーにも関わる部分で、石丸雅理さんも森淑乃も力強く歌を表現していました。

四幕

続いて到着したのは「夜の国」。ネコによる讒言から、夜の精たちはチルチルとミチル達を追い払うべく、先に進む恐怖を語ります。しかし何度も恐怖を体験しながらも、チルチルの勇気によってついに彼らは沢山の青い鳥を探し当てるのですが、その青い鳥はすぐに死んでしまうのでした。

チルチル達の行く手をさえぎる夜の精に鷲尾美紀さん、阿部美紀さん、松田成未さん、江口莉奈さん、古賀紫乃さんの5人。黒のスーツ&ハットに赤いネクタイ姿。激しいダンスで夜の闇の恐怖を表現します。鷲尾美紀さん、阿部美紀さんはさすがのパワフルさでしたが、松田成未さんもかなり大きなダンスを踊っていて目につきました。江口莉奈さんも上手かった。あと、この5人はこの場面が一番セリフが多かったかな。チルチル達に警告を発する声は低く、恐怖を感じさせます。鷲尾美紀さんがリーダー格ということで雰囲気を作り上げていましたね。あと、古賀紫乃さんは台詞回しが上手かったです。
見所はなんといってもダンス。このダンスによって恐怖感を存分に表現していましたし、途中でチルチル役の石丸雅理さんがダンスに参加することによって、その恐怖に立ち向かうという部分を大いに表現していたと思います。
「夜の扉」を次々と開き、その勇気にて青い鳥を見つけるチルチルとミチル達。煌びやかな青い鳥の大群も局とダンスと衣装で表現されていまして、目をひきました。そしてその突然の死。チルチルとミチルはショックを受け、光の精に「本当に青い鳥はいるの?」と歌で問いかけます。しっかりとしかし丁寧に歌われる石丸雅理さんと森淑乃さんの歌声は悲痛に満ち、その心情を良く表現したものになっていました。また、光の精役の田中彩友美さんはそのふたりをただ抱きしめるのですが、その慈愛に満ちた様子にひどく心打たれました。

五幕

新たに到着するの木の精霊達が支配する「森の国」。ここでもネコは木の精霊たちをたきつけ、チルチルとミチルを青い鳥を探す旅から遠ざけようとします。道中、ネコはチルチルとミチルたちに離間の計を図り、イヌを追い出してしまいます。ネコの勧めに従い木の精を呼び出すチルチル。しかし森の精たちは人間にたいする弾劾をはじめ、あわや死刑となるチルチルを助けたのは、追い出したはずのイヌのチロでした。

森の妖精たちを演じるのはお馴染み劇団無限研究所の個性的な皆さん。紹介のダンスではスリラー風の振付で軽いダンスを踊っていらっしゃいました。みなさん客席からも人気でして、とくに柳の精役の上田さんはおばさまたちの心を掴んでいましたねえ。
ネコのチレットこと小柳若奈さんはここでも重要な役回りをキッチリこなしていました。森の精たちを焚きつけるのも、イヌのチロとチルチルたちを仲違いさせるのも、貫禄を感じさせるほどの演じ具合で、とても感心させられました。
見所は森の精たちの弾劾の部分と、チルチルとイヌのチロによる殺陣。森の精たちのチルチルたちの糾弾はさすがの迫力でした。やはり劇団無限研究所の方たちは一日の長がありますね。あとチルチルたちの窮地に果敢に飛び込んでくるイヌのチロの忠義心には快いものを感じました。小田彩央怜さんと石丸雅理さんによる殺陣もこの流れの中で行われるのですが、大迫力でしたね。
それでも最後はあわやというところまで陥ってしまいますが、光の精の助言により窮地を脱する一行でした。

六幕

続いてチルチルとミチル一行がたどり着いたのは「墓場の国」だった。。。

ここはストーリーの部分がちょっとわからないな。イメージで構成されている感じ。前半は死者たちのおどろおどろしい世界が、後半は花の精たちの美しい世界が、どちらもダンスによって表現されていました。
「墓場の国」では鷲尾美紀さん、阿部美紀さん、松田成未さん、江口莉奈さん、古賀紫乃さんの5人。衣装は黒のフード。銀の仮面をかぶっているのでその表情はうかがい知れず、ダンスのみでその恐怖を表現。踏みならしやクラップを多用したダンスで、音と動きで上手く表現しているように思えました。
恐怖の中、ダイヤをまわし進んだ先にあらわれたのが煌びやかな花の精たち。南国風の赤と緑の衣装で、最初は黒木蛍如さん、吉原七海さん、稲田奈津美さん、眞名子寧々さん、木村綾菜さん、中川和音さん、北野絢子さん、満生有見さん、松浦みるさんたちが出て、後に鷲尾美紀さん、阿部美紀さん、松田成未さん、江口莉奈さん、古賀紫乃さんの5人が参加。大人数で色鮮やか。みんな笑顔でキラキラしていました。

七幕

続いて到着したのは「幸福の集まるところ」。様々な一見幸福に見える者たちに出会います。かれらに引き込まれようとする精霊達とイヌを振り着るようにダイヤを回してたどり着いたのは「ちいさな幸福たち」の場。そこでチルチルとミチルたちは「母の愛」という幸福にであうのでした。

「幸福の集まるところ」では再び劇団無限研究所の方々が登場。独特で面白い演技を見せてくれます。右松さんとかすっごくベタな演技でとてもひかれました。光の精である田中彩友美さんはベールをかぶっての登場。
「金持ちの幸福」や「太った幸福」「土地持ちの幸福」「虚栄に満ちた幸福」「何も知らない幸福」「自分中心の幸福」など一見幸福にみえるものに、精霊達とイヌひかれ、その世界の虜にさせられます。歌とダンス。ダンスではワルツにあわせて幸福たちとマイムマイムのように踊る精霊・イヌたち。そういえばネコはその様子をじっと見ていましたね。チルチルとミチルはその幸福には惑わされず、不思議なダイヤを回すことで回避し、精霊達やイヌを助け出すのです。
ダイヤを回した先にいたのが「ちいさな幸福たち」。古賀将嗣さん、黒木蛍如さん、吉原七海さん、眞名子寧々さん、木村綾菜さん、中川和音さん、北野絢子さん、満生有見さん、松浦みるさん。健康であることやふとしたことで感じる幸福を象徴しています。彼らを表現した歌とダンスが披露されていましたが、特に満生有見さんのダンスに目をひかれました。黒木蛍如さんは「幸福の代表者」ということでセリフも多かったです。可愛らしい。。。
さらに彼女たちによる歌とダンス。間奏からは全員で参加して、ミュージカルらしい、美しい合唱となっていました。
そしてそしてあらわれたのが「母の愛という幸福」。チルチルとミチルは「母」に出会い、その心を捧げ、あらためてその存在の大きさに気付くのです。母親を前にした様子を石丸雅理さんも森淑乃さんも初々しく表現しています。母を演じるは客演で前田起代子さん。高らかに「ありがとう」と歌い上げます。この歌がまた素晴らしく、こころを持って行かれるんですよね。間奏にはそれぞれセリフが入り、2番からはチルチルとミチルである石丸雅理さんと森淑乃さんも歌に加わり、最後は三人で美しいハーモニーを奏でます。この場面の盛り上がりは特筆すべきところですね。心がふわっと軽くなりました。

八幕

最後にチルチルとミチルたちが訪れたのは「未来の国」。ここは、これから生まれ出ようとする子どもたちがその準備のためにいるところです。子どもたちはその純粋な心でチルチルとミチルたちに生きるということを問いかけます。また一緒に旅をしてきた精霊達ともここでお別れ。精霊達が探し出した青い鳥を受け取り、生まれいずる子どもたちを迎える母親たちの歌を聞くのです。

子どもたちの純粋な問いかけは真摯で心を打つものでした。未来の子どもを演じるは古賀将嗣さん、黒木蛍如さん、吉原七海さん、眞名子寧々さん、木村綾菜さん、中川和音さん、北野絢子さん、満生有見さん、松浦みるさん。それぞれ手に風船やぬいぐるみなどを持ち、手遊びをしている様子はじつに可愛らしい。
そして何よりもこの場面を彩るのは、生まれゆく子どもを選別する「時の番人」演じる稲田奈津美さん。DVLにいた稲田姉妹のお姉さんですね。スーツにシルクハット、ブーツといった出で立ちで、生まれる子供を厳しく選ぶ場面を力強く歌い、演じます。背中に銀色の時計の針があるのもおしゃれですよね。稲田さんは歌も上手いし演技もキビキビしていて、もっともっと見てみたいと思いました。
生まれいずる子どもが選抜され、それを向入れる母親たちの歌を、母の象徴である前田起代子さんが歌います。希望に満ちた子どもたちの歌。それを見送るチルチルとミチルら全員での合唱です。この場面は、この舞台屈指の名場面だと私は思いますし、この場面を見て思わず涙ぐんでしまいました。

九幕

ふと気付くと、旅立つ前と同じように自分たちの部屋にいたチルチルとミチルのふたり。部屋には光の精とイヌ、ネコのみがいます。未来の国で手に入れた青い鳥をみると、赤い色に変わっており、またもや青い鳥を手に入れることが出来ませんでした。一年にもわたる旅ももう終わり。青い鳥を手に入れることができないまま、旅の仲間ともお別れとなります。それぞれ別れを告げるイヌとネコ。そして光の精はやさしく歌い上げながら、チルチルとミチルをベットに導き、消えていくのでした。

旅の仲間とのお別れの場面。イヌのチロの素直な感情表現と、ネコのチレットのちょっとツンデレ気味の愛情表現が微笑ましいです。そしてチルチルとミチルをずっと見守り導いてきた光の精とのお別れ。光の精は「自分が消えてしまっても、そこここにある光が私なのだから、いつでも見守ってますよ」と、チルチルとミチルに優しく歌い上げる光の精役の田中彩友美さんの歌声がステージに響き渡ります。ジーンとしましたね。

母親に起こされたチルチルとミチルは、思わず母親に抱きついてしまいます。懐かしい母。一年間の旅について必死で話すチルチルとミチルでしたが、それは一夜の夢だったと知らされます。隣家のおばさんが訪ねてきて、病気で伏している娘のためにチルチルの鳥が欲しいと言います。ふと見ると、そこに青い鳥がいたのです。快く青い鳥をおばさんにあげるチルチル。青い鳥を見た少女は突然病が癒え、チルチルとミチルにお礼を言いに来ます。鳥の育て方を教えるチルチルとミチル。けれどふとした瞬間に青い鳥は逃げてしまう。。。

母親との再会にチルチルは独白を行いますが、これがまた圧巻。母との愛情を確かめ合う名場面となっています。妖女そっくりのおばさんに光の精そっくりの娘。とくに娘との出会いは光の精と旅した時間を思い出し、感慨にふけります。飛び立った青い鳥をさしてチルチルは力強く再び青い鳥を探しだすことを述べます。そして劇場の観客に向かっても。「青い鳥を探してください」と。
カーテンコールは、「青い鳥」の歌を歌いながら全員で。これまでの場面がその登場人物たちによって思い出され、感無量になりました。

感想

以下は明日以降書きます。。。さすがに力尽きました。。。