真野恵里菜 メジャーデビュー記念イベント「マノソナタ〜乙女の祈り〜」@福岡イムズホール 17:30-

イムズホールは福岡イムズの9階にある。今回初めて行った。自分が見たのは17時30分からの2回目。
開場時間である17時丁度くらいに到着。覚悟していた列びはほとんどなく、順調にホール内へ。
ステージはホールの4分の1ほどを占めており、客席よりも一段高い。YAMAHA特注のマノピアノ(白のキーボードで背面にピンク地でMano Erina)とマイクが置かれ、ステージ後ろにピンク地水色字のErina Manoの垂れ幕。客席は全部で200弱で、空席もチラホラ。正直とても少ないように感じられた。ホール自体も後ろの4分の1がロープで仕切られており、かなり余裕のある状況。予想よりも応募が少なかったのかな? 音響はさすがにキャナルとかに比べると良い(というか、キャナルと比べるものではない)。環境も静かなのでじっくり聞くことが出来るね。単なるイベントなのに、照明もきちんと演出してました。
自分の席は2列目で、しかも通路席。実によく見える位置取り。
なぜかは知らないけれど、FM福岡でDJをしているコガ☆アキが司会として17:30登場。注意事項等を説明後、真野恵里菜を呼び込むんで17:35からイベント開始。衣装は濃いめのピンクのスーツに薄めのピンクのスカート。これはちょっとバランスが悪くない? 髪型はポニーテールで、髪留めは評結びリボン型のジュエルをちりばめた銀色のやつ。靴は白のヒール。疲れ気味なのかちょっと目に力がありませんでしたね。

あれ? 「乙女の祈り」2回もやったっけ? どうもセットリストには自信がないので、鵜呑みしないでくださいね。
弾き語りの弾く部分に関しては、前回が見下ろす形でよく見えたのだけど、今回はステージを見上げる形なので前よりはわからなかったかな。それでも印象を以下記述。
ラッキーオーラ前回みたときとあまり変わりないパート割りだったかな。「乙女の祈り」は、歌の時は伴奏を弾いて、間奏でがっつり弾く感じ。あまり余裕がない雰囲気で、間奏部分は顔を上げることが出来ないし、割と音がバラバラだったな。一方「水色想い」は真野ちゃんの身の丈にあった曲のようで、伴奏も落ち着いていてきちんと弾き語りになっていた。それだけに目線も客席に回すことが出来るし、この曲ではきちんと表情までつくれていた。真野ちゃんは曲ごとに出来がばらついているイメージが出来たな。それでも実際目の当たりにして聴くのと、CDだけを聴くのとは大違いで、ステージで弾いて歌っているのを見ると、真野ちゃんは観客を引き込むだけの力を充分持っているんだよね。現場以外ではなかなかわかりにくいのだけど。
1回目のMCでは司会者と立ってトーク。挨拶とメジャーデビューの報告、2ndシングルの発売が決まったことの報告等。2回目のMCは座ったまま曲と曲の繋ぎとして。YAMAHA特注のマノピアノについて。3回目のMCはほぼトーク。司会者と。司会者の肩代わりと咬む方で、「〜かもしんないね」というところを「〜かもしんまいね」と言ってしまったのを真野ちゃんが突っ込んだりしてました。新曲の歌詞の内容について喋ったりして、その流れで真野ちゃん曰く「自分は時間はしっかり守るタイプ」とのこと。福岡の印象としては「屋台に行きたい」とのこと。なかでも日本料理とかフレンチとかの変わり種の屋台に行って食べ歩きしたいとのことでした。んで、司会者の方が「真野ちゃんのおごりでね!」と言うと、焦ったように「えっ?」と聞き返す姿が可愛らしかったです。「自分で屋台を出すなら?」の質問では、屋台の色はピンク色でのれんはピアノの鍵盤柄。飴細工が得意なので飴細工の屋台を出したいとのこと。んで、お客さんが誕生日だったら屋台据え置きのピアノで歌をプレゼントするのって言ってました。この派生会話で、手先の器用さでは糸通しが得意だそうです。最後の質問が新曲の曲名にかけて「真野恵里菜の祈りとは?」というもの。真野ちゃん曰く「食わず嫌いを直したい」とのこと。イクラとからっきょうとかいままで食わず嫌いが多かったので直したいとのこと。福岡ではもつ鍋に挑戦したいとのことです。ここではらっきょうの話で盛り上がりまして、食べるまでは「見ただけですいません」って感じで、実際食べたら「食感がキュッとなった」大人の味だったそうです。そしてもうひとつの祈りが「デビューコンサートの成功」。コンサートではピアノにダンスに会話にと頑張るそうです。コンサート中の会話っていうのがユニークですね。全体としてトークは内容がしっかり詰まったもので、ハロー系では珍しいような気がしたな。
MCでは全体的に支えてくれているファンへの感謝の言葉が語られており、ここまで自然にありがとうが言えている子って初めてだなと思いました。また、真野ちゃんの持つ雰囲気もあるのでしょうか、会場全体がとてもほんわかとした良い雰囲気に包まれてまして、実に楽しいイベントとなりました。最後の曲の後に立って挨拶をするのですが、そのときも「ファンの皆さんと一歩一歩」進んでいきたい旨の言葉を述べており、こりゃあここに来たみんなは自分を含め必死で支えるだろうなと思いました。真野恵里菜さんはヴィジュアル面で色々話題になっている方ですが、現場でないとわからないものもたくさんあるんだなあと思いましたね。今後歌で行くのか演劇で行くのかわかりませんが、歌は歌なりに独特の魅力を持っていますので今後も楽しみです。
イベントは正味30分。その後は握手会にて終了。200弱と少ない観客なのにバンバン流していくのに強く違和感を感じましたね。「福岡でもコンサートしてね」と伝えると、痛々しげに「がんばりますぅ〜」と言っていたので、ちょっと可哀想な気分になってしまいました。
以下、イベントとは関係のない部分で。
なんでイムズホールでの開催だったんでしょうね。内容は良かったし落ち着いて見られるしで、自分としては非常に楽しかったんですよ。まあ、握手会の流しはひどかったですけどねそれでも充分楽しむことが出来た。でもね、それがたったの200人弱ってのが気に入らない。これだったらキャナルとかでやっていても問題ないレベルだと思う。むしろ、キャナルとかでやって一般の人たちにもっと真野ちゃんの存在を知らせた方が良いと思う。まあ、ハロー系は特殊で、閉鎖空間じゃないと変な人たちが大勢で大挙しちゃうと言うのはあるかもしれないけれど、またシティーモールの枠に収まらないようなユニットなら別だけど、今回の規模で言えばこの小規模性が今後に生きるようには思えなかったなあ。何度も言うけど自分自身は大満足なんですよ。そしてスタッフは管理しやすかったでしょうけどね。それでも今回のイベントとしてどうしても納得できない部分だな。
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