20090821晴れ 映画「宇宙(そら)へ LOCKET MEN」

夏っぽさも減り、秋の香りがしつつありますね。
お仕事が終わって、飲みの誘いを断りつつ、しこしこ帰宅。今日が初日である映画「宇宙(そら)へ」をレイトショーで見てきました。思ったよりもかなり良かったです。
邦題「宇宙(そら)へ」は、「アース」を手がけた英国のBBCが、宇宙への挑戦を続けるNASA(米国航空宇宙局)の歩みを秘蔵映像でたどるドキュメンタリー作品。NASA設立50周年を記念しての公開とのこと。原題は「ROCKET MEN」。無人ロケットの打ち上げから「マーキュリー計画」「ジェミニ計画」「アポロ計画」「スペースシャトル」と、豊富な映像資源をもとにNASAの宇宙開発史を丁寧になぞった秀作で、それだけで大満足でした。先般放映された「ザ・ムーン」よりも取り扱っている範囲が広いものの、切れの良い編集と効果的な音楽が上手く利いていて、飽きることなく見続けることが出来ました。
難点といえば、NASAの宇宙開発しか扱っていないところとか、ドキュメンタリーというよりもNASAの広報作品っぽく優等生然としたところなんですが、これだけの尺にこれだけのものを積み込んでくれているので文句の言いようもないです。DVDが出たら資料として持っておきたいくらい。それだけに多くの子どもたちにも見て欲しいなと。この作品を手がかりに、これまで出ている様々なドキュメンタリー作品に触れるともっともっと興味が広がることでしょう。幸いに初日と二日目は500円だけで見ることが出来ますので、夏休みの情操教育にもピッタリです。
いやあ、良い作品で、飲みを断っても見に行った甲斐がありましたね。あ、作品の趣旨から言えば、邦題の「宇宙(そら)へ」よりも原題の「ROCKET MEN」の方が合ってますね。「宇宙(そら)へ」だけだとおとなしすぎるし、なにより主題である「冒険者」の感じが出ないかな。あと音楽も良かったのでサントラを漁ろうと思います。