20091001 雨

クールビズが終わってしまったために、5月以来の背広が鬱陶しい。雨なれど涼しい一日。午後より肉体労働。せっかくのおろしたてのカッターシャツが汗にまみれてしまった。
少し早めに帰宅。が、ちょうど雷が鳴るほどの雨が降っていた。夕立と思い15分ほど雨宿りするも全く止む気配なし。しょうがないので、濡れて帰ることに。背広・ネクタイは鞄に突っこみ、ビニールで覆う。自転車をこぎ出すと途端に激しすぎる雨でずぶ濡れ。数分でパンツまでぐっしょり。靴の中も水浸し。髪から滴り落ちる雨水が目にしみる。
橋を渡るときに見た川面は暗すぎて、ゴウゴウという不気味な音しか聞こえなかった。濡れたカッターシャツもズボンも体に張り付き動きを鈍らせる。吹く風は冷たく、濡れた身体から体温を奪う。まだ10月が始まったばかりというのに、自転車を漕ぎならが凍える自分。側溝は激しすぎる雨の水量を流しきれない。道路には広く水がたまっていて、自動車が自分を追い越すたびに水を引っ掻けていく。その水を浴びるたびに感じる屈辱感は、ずぶ濡れでみすぼらしい自分をさらに縮こませた。
寮にたどり着く。身体を拭くタオルもないので急いで部屋に駆け上がる。服を絞り上げ一人乾かす。熱いシャワーが心地良かった。