DVL @ RKBラジオまつり2009 1日目 2回目13:08-

2回目のステージは、新生DVLのみでのステージングです。こちらは駐車場側のふれあいステージ。思えば、最初のRKBラジオ祭りもここからのスタートでした。あの時はコンクリートにマットを敷いただけだったのですが、昨年からは見事なステージがこしらえられるようになり、音響もバッチリです。午後からは日も照ってきていたので、ちょっと暑かったかな。見事な秋晴れ。それでも、雨が降ったり風が強かったりもせずに、充分に過ごしやすい気候でした。
メンバーは、1回目のステージには出演していた宮崎遥さんの代わりに、その時出演していなかった橋本環奈さんが出ていました。となると新生DVLの今回のおやすみは一期シオンちゃん、小田彩央怜さん、塚本紫乃彩さんの3人だったのかな。
このふれあいステージは、午前中にカラオケバトルが開かれ、DVLからが午後のミュージシャンたちによるステージの幕開け。つまりこちらも歌の部のオープニングアクトを勤めたわけですね。本当に有り難いことです。
アナウンサーおふたりによるトーク&DVLの紹介のあと、ステージ開始。セットリストは以下の通り。

  • 1.「Snake Dance」(VD:鷲尾美紀、矢野樹里、松田成未、秋山美穂 BD:阿部美紀、中山瞳)
  • MC
  • 2.「アップルパイ」(四宮なぎさ、橋本環奈、高橋菜々美)
  • 3.「JUMP & STOMP」(VD:鷲尾美紀、矢野樹里、阿部美紀、松田成未 BD:中山瞳、西岡優菜、今橋璃香 SD:依田智希、早田竣)

1曲目は「Snake Dance」。RiZさんの曲をDVLがカバーしたもので、前回のぺったり特別公演で初披露した曲です。つまりこれまでのDVLが歌っていない、新生DVLだけの曲になっていくのでしょう。サビが幾重にも重なったノリの良い曲で、それでいて間奏ではフラメンコっぽい情緒的なメロディーもあるので、ダンスを魅せるにはもってこいの曲なのではないでしょうか。また、今のところ歌とダンス双方に傑出したメンバーを見いだせない新生DVLの個々の個性を引き出させるにはちょうど良い曲だとも思います。メンバーは新生DVLの中でもイベントの出演経験豊富な人たちで構成されています。今日で言えば、ハンドマイクで歌とダンスを魅せるのが鷲尾美紀、矢野樹里、松田成未、秋山美穂の4人。バックダンスで盛り上げるのが阿部美紀、中山瞳の2人。年齢もお姉さんのチームで、年齢にふさわしい曲の雰囲気と言えるでしょう。衣装はぺったり特別公演と同じかな。歌組がドレスで、ダンス組が吊りズボン。ドレスの色は鷲尾美紀ちゃんが赤、矢野樹里ちゃんが紫、松田成未ちゃんが紅色、秋山美穂ちゃんがピンクです。靴はヒール。ダンス組は白の吊りズボンでベルトは赤。スパンコールの付いたシャツを着て、靴は黒のシューズでした。この曲の魅力は、畳みかけるようなダンス構成と、4人のそれぞれ個性的な歌声にあるなと思っています。今日特に目についたのが鷲尾美紀ちゃん。彼女の歌声はどちらかというと低めで、これまでは瞬発的にあっと言わせる歌が印象的でした。でも今日は、その瞬発的な部分はそれほど感じられず、それに代わって安定した歌声があって、丁寧にメロディーを追っていた部分に驚かされました。あれだけのダンスをしながら歌っているのですから、やっぱり歌に対して成長したんでしょうね。鷲尾美紀ちゃんが低音なら、高音は矢野樹里ちゃん。こちらは安定した歌声で、もうずっと安心して聴いていられます。矢野樹里ちゃんはサビのとある特徴的な旋律部分を任されているのですが、そこをとても印象的に歌い上げていますね。それを聴く度に「いいなあ」と思います。松田成未ちゃんは、歌とダンスのバランスが良いなと思いました。また、彼女の場合はクールな曲がよく似合うんだ。その雰囲気にふっと入っていける感じ。秋山美穂ちゃんは、いつものほんわかした雰囲気とは違う一面、引き締まって緊張感のある様子が見られるのがこの曲の嬉しいところ。色々な表現を身につけて、もっともっと成長していけるんじゃないかと、このステージを見て大きな可能性を感じました。阿部美紀ちゃんはやっぱり身体の使い方が上手いなあ。中山瞳ちゃんには素直な感じのダンスが良かったです。

曲終わりの6人が一列に並んでのMC。鷲尾美紀ちゃんと松田成未ちゃんがDVLについて説明し、次曲につなぎました。

2曲目は「アップルパイ」。曲のイントロ部分で、着ぐるみがステージ前を横断するトラブル。「うそーん」と思いましたが、ま、雰囲気に合ってたから良いか。四宮なぎさちゃんをセンターに、橋本環奈さんと高橋菜々美さんが脇を固めます。衣装は、白のもこもこノースリーブにチェックのスカート。この衣装は久しぶりに見たなあ。四宮なぎさちゃんは、自blogで披露していた編み込み。1回目のステージではキャップをかぶっててわからなかったけど、カッコイイじゃん。四宮なぎさちゃんはさすが、表情豊かにアップルパイを歌い上げます。高橋菜々美さんは、ぴょんこぴょんこ飛んでいる様子とステップが可愛らしかったです。橋本環奈さんは素敵な笑顔が印象的。前よりもにっこり、自然な笑みになってました。歌の部分も、四宮なぎさちゃんだけでなく、橋本環奈さんと高橋菜々美さんも参加。やっぱりこっちの方がしっくりくるな。三人とも可愛らしい歌声でした。「アップルパイ」イコール可愛らしくノリの良い曲というイメージを、見事に表現していたと思います。

3曲目、ラストは「JUMP & STOMP」。「アップルパイ」メンバーと入れ替わりに、ボーカル担当メンバーが飛び出してきます。その時、四宮なぎさちゃんが両手を広げて、ステージを譲るアピール。こういうこだわりみたいなもの、好きです。1回目のステージとの違いは、新生DVLメンバーのみによる「JUMP & STOMP」であるということ。ボーカルは鷲尾美紀、矢野樹里、阿部美紀、松田成未の4人。矢野樹里ちゃんと松田成未ちゃんは、1回目はそれぞれ水色と紫のシャツだったのが、今回は矢野樹里ちゃんが黄色、松田成未ちゃんが緑に。そして鷲尾美紀ちゃんが紫。阿部美紀ちゃんが水色です。この色分けは、前回のぺったり特別公演と同じかな。曲のはじめはこの4人で。で、途中からバックダンスとして中山瞳と西岡優菜と今橋璃香の3人がステージに登場して、依田智希と早田竣の男の子ふたりがステージ前に登場。みんな、この曲にふさわしい弾けるようなダンスを披露してくれます。鷲尾美紀ちゃんと松田成未ちゃんは身体を大きく使い、表情も豊かに歌い踊ります。阿部美紀ちゃんはちょっとはにかみながらも素敵な笑み。歌も上々。矢野樹里ちゃんの歌はパワフル。伸びのある歌声が会場に響いていました。頑張ってるなあ。バックダンサーの中で一番楽しそうに踊っているのが中山瞳ちゃん。笑顔が素敵です。今橋璃香さんは決めるところはビシッと決めるダンス。キレキレです。西岡優菜さんは、確認しながら慎重にダンス。でもきっちり笑顔でした。

最後はこのメンバーでお別れの挨拶。たった3曲で少々物足りなさも感じましたが、それでもステージを見ていると一気に心を持って行かれますね。このステージは新生DVLメンバーでおこなわれましたが、かなり自分のものにしているなとの印象を受けました。とくに、前から在籍しているお姉さん組は、ダンスにも歌にも意識が高く、またそれがステージにも良くあらわれていました。また、ステージの完成度が高くなるにつれ、それぞれメンバーの「色」というものも見えてきたように感じます。
メンバーがはけた後、アナウンサーの方がステージ裏の内緒話。メンバーたちが「あっつーい」と言いながら手で扇いでいたそうです。微笑ましい。。。
明日は最終日。これまでの流れからすると、もう半年はDVLは見られないのかな。今年後半からの新生DVLの旅立ちの序曲の集大成を、しっかりと目に焼き付けておきたいと思います。