祖母の通夜

会社を忌引きする。初めてのことだ。今年最後の営業日で、やる事は全部終わっているので心配はない。締めたあとに先輩と街に行く予定だったが、当然キャンセル。
午前中は色々準備。喪服、数珠等々。そして実家へ。途中で車にガソリンを詰め込み、タイヤの空気圧のチェック。実家で兄・母と合流。父は既に昨日から本家に入っている。色々話し合い、母の車で本家に近い葬儀場に行く事になった。高速を使い、1時間強。雪が降っていた。天気はこれから、よりひどくなると言う。
式が始まる前に挨拶回り。式は真宗式。家と本人と。導師は祖母が懇意にしていた方だ。つつがなく通夜は終わった。孫一同で花を出していたので、本家の従兄弟に差額を支払う。均等割ではなく、こちらの手出しを少なくしてあるらしい。通夜の間、父は何度か頬をぬぐっていた。家族など顧みることのない人だと思っていたので、少し驚いた。
式の後、父と母は葬祭場で寝ずの番をするとのこと。母は少し難色を示していたが、結局残った。家族親族というのは色々あるし、地域によっても大きく違う。さて自分はどうするかと考える。本家は泊まるところまでは考慮に入れてなかったらしい。明日の雪を考えると、実家に戻るのは危険な気がする。かといって、本家には従兄弟の子どもたちもいるので入らないだろう。親戚に「ウチに泊まらないか」とも言われたが、気をつかうので断った。ビジネスホテルでも良いかと考えたが、手配してもらうのが苦痛だったので、帰るという兄について行く事にした。
帰り道、久留米辺りで凄まじい雪。あと少ししたら九州自動車道は閉鎖されるのではと思うくらい、激しい物だった。でもそれを過ぎるとそれほどでもなく、実家の辺りは星が見えていた。実家に帰宅後、寮に帰る事も考えたが、雪が危険という事で実家に泊まる事に。食事は中華。無印であれこれ買う。そのまま実家で就寝。