北島万次「秀吉の朝鮮侵略と民衆」(岩波新書)

朝鮮侵略についてはいまひとつ全体像が見えにくく思っていたが、この本では簡略にわかりやすくまとめられていたので、認識が深まった。1章と2章で概略、3章と4章で李舜臣とその周りのこと、5章で日本軍に従軍した民衆について述べられている。全体を通して、その頃の民衆の動きまで細やかに描いているのが特徴。それでイメージもしやすくなった。
全体像を把握するのに適した良書。