「タイムスクープハンタースペシャル てんてこ舞い“大奥”歳末始末記」を見た

NHKの歴史物ドラマ「タイムスクープハンター」の特別番組。
前シリーズラストで沢嶋雄一(要潤)がニューロ粒子のトラブルによってタイムワープ失敗。江戸の大奥へ飛ばされてしまう。それを救出に向かう古橋ミナミ(杏)。ふたりは合流できたものの、あるトラブルに巻き込まれてしまい、、、と言ったストーリー。
ちょっとした杏のスピンオフ回で、スペシャルらしい豪華感がありました。
見所はなんといっても江戸の大晦日の描写。街に出た要潤と大奥で奥女中の仕事をこなす杏を描くことで、それをさりげなく描き出していました。また奥女中の女たちの化粧や髪型の再現度もかなり高く、興味深く見ていました。あと、街のいなせなお兄ちゃんのマゲ姿も良かった。
タイムスクープハンターらしい、妙な演出も健在。女装したオッサンをカメラでドアップで撮ったり、オッサンとニイちゃんは女装するのに要潤に対しては「あんたは女装はちょっと」と言わせたり、大奥の門番が結構適当だったり、細かいところでクスリと笑わされました。
でもやっぱり今回は杏の活躍だな。オペレーターが記者を救いに行くってのは組織としてどうなの?なんてことをちょこっと思いますが(普通なら救護班か特殊班がいくんじゃね? みたいな)、杏が活躍してくれるならそれはそれで嬉しいもの。この作品では「仕事の出来る女」感の杏が、奥女中(御末)の仕事はカラッキシで棒立ちしてたりめんどくさそうにしている場面とかが面白かったな。あとはやっぱり奥女中(御末)たちに無理やり宴会の場に連れて行かれて、酒を飲まされたり「脱ーげ、脱ーげ」と無理やり着物をはがされ裸踊りさせられそうになった場面に胸ドキドキ。いや、着物をはがされても下にタイムスクープ社の制服を着てるんですが、妙に興奮してしまいました(笑)。そして、最後にタイムワープする所の笑顔もステキでした。(いつもはオペレーションシステムを落とす仕草なんだけど、その差異も面白い)
今回はスペシャルではあったけれど、いつもの楽しさも抑えつつ、スペシャルらしい豪華さもあって、とても楽しむことが出来ました。来年の劇場版はそれほど気にはなってないけど、次回のシリーズがいつ始まるのかはかなり気になります。やっぱ1話1話の楽しさがタイムスクープハンターだしね。
公式サイト:http://www.nhk.or.jp/timescoop/index.html