FMシアター「GIRLS(ガールズ)」感想

2013年1月26日放送
作:樋口ミユ 音楽:ニウナオミ 演出:江澤俊彦 技術:西田俊和 音響効果:平田悠介
出演:渡辺大 市原悦子 賀来千香子 富岡英里子 秋澤弥里 一柳みる 米倉紀之子 内田晴子 槙乃萌美 白石廿日
あらすじ → FMシアター 2013年 放送済みの作品 : NHKオーディオドラマ
正直、あらすじとか題名とか見て、面白くないかもなあと思ってて、本当に失敗。ビックリするくらい面白かった!!! 2013年で3指に入る面白さ!!!
祖母・母・娘の三世代三人のやりとりや言葉の絶妙さや演技が最高。また話の展開もとても上手い。聞きながらニヤニヤ、話の展開に心寄せ、聞いているあいだ中とても楽しい時間を過ごせました。
市原悦子さんのとぼけた演技や主役の渡辺大さんの困惑演技はもちろん、賀来千香子さんの豪快な演技に驚かされた。テレビの昔のトレンディドラマでの印象が強かったからねえ。賀来千香子さん、声だけの演技であんなに魅力的なんだと、初めて思い知らされました。
ちょっと気になったのが、娘の「誰も好きになれない」という部分か。ちとふわふわしててイメージしづらかった。その深刻性もあまり描かれなかったからかな。
何にせよ、女三人のやりとり!!! これ必聴!!! 言葉のやりとりは、ケンカであってもリズムと呼吸が大事で、演者と演出の美味さってとても重要なのだなあと、あらためて実感できました。この出演者・スタッフの作品をもっと聞きたい!