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スポットライト 世紀のスクープ

Denkikanにて視聴。
熊本市内および近郊では映画館が壊滅状態で、まったく復旧が進んでいない。市内ではここDenkikanのみが5月から営業を再開させている。地元系の映画館は文化資産に対する意識が高いから、やはり大事だと再確認させられた。ただ、ここはシネコン系じゃないからハリウッド大作系は流れないんだよね…。
実話をベースにした映画。教会の牧師による子供の性的虐待をスクープするまでの報道系サクセスストーリー。
主筋はその成功の模様をテンポ良く描いていて、実に手堅い。チームが一体となって謎を解いてスクープをとって社会にも認められるという形。見終わると爽快な気分になる。
一方で、その成功の裏にあるものも、わずかではあるが確実に入れ込んできていて、それが気持ちに刺さった棘として残る。
それは、性的虐待を行っていた司祭について発達障害を匂わせる感じとか、実はずっと告発はされていてそれを見逃していたのは自分たちだったということとか、そして告発をしていたのは調べだしてから報道側から激しくつついていた協会側の弁護士であったこととか、見えない振りをしていた大衆とか。
この、サクセスストーリーと、わずかな違和感のバランスが素晴らしい。
あと、心底恐ろしいと思ったのは、自分たちが動かないと他の誰も動こうとしないし被害は確実に広がり被害者の心を蝕むという点。違和感を感じたならばすぐに行動しなければならないということと、告発すべき時に告発しないと人と社会がゆがむという点。これは以前に見た「顔のないヒトラーたち」を見たときに感じたことと同じだ。自分もよく、みなかったこと、なかったことにして日常にかじりつきたい法なので、心しなければならない。常に考え常に行動することは大事だ。
spotlight-scoop.com