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君の名は。

イオンシネマ岡山のウルティラスクリーンで視聴。
平日昼間なのに、389席の結構が埋まっていて驚いた。上映が始まったのが今年の八月の終わりだから2ヶ月は経ってるんだけど、まだまだ観られてるんだなあと。
初のイオンシネマで「ウルティラ」スクリーンだったが、直前にチケットを取ったためにかなり下の方から観ることに。客がこんなにいると思わなかった私の不覚。
画面はでかいし音もいい。また、座席にはかなり角度がつけられているので、前を気にすることなく、とても観やすい。また座席も、凝ってはいないが、座りやすい。良いことずくめだが、スクリーンの湾曲が微妙に気になったりもした。キャナルで観たIMAXと画面のデカさや音では引けを取らないし、IMAXみたいに上乗せ料金を取ることもないので、良い位置さえとれればウルティラで十分だなあとか、贅沢なことも思ったり。
君の名は。」の感想だけど、とても良かった。構成もガッツリキッチリつくられていて、上手いなあと思った。ほぼ、言うことなしの良作でしょう。盛り上げどころ泣かせどころでも、カッチリ泣かされた。3回ぐらい涙が出た。
彗星の使い方が上手いなあ。あの絶望感があるからこそ、入れ替わりがガッツリ生きる。まさか新海誠に泣かされる日が来るとは、信じられない気持ちでいっぱいだ。ストーリーの積み上げも上手いし、入れ替わり中の子細をガッツリ削ってストーリーを進めたのも上手かった。
一方で、ここを突き詰めたら「気持ち悪くなるぞ」という場面もあって、新海誠らしさも感じられた。それらを上手く処理して、感じさせないで、きっぱり切断してストーリーを進めてるところに強さを感じた。
すごいなあ。よかったなあ。これは気持ちいいわ。何回でも観ちゃうわ。
文句をつけるとすると「瀧と三葉がひかれあう積み重ねと、それが確信になった瞬間」の描写をもっとたたみかけて欲しかったなとか思ったり。でもそれは彗星の事件で二重に語られることだし、その文脈は彗星のところで描かれればいいから、構成の妙でもあるんだなあ。
まあ、対象が大きくなりがちであるという駄目なところもキッチリ制限を加えていて、それが「村」という範囲であり、危機への対応(避難まで)にあらわれているんだけど、そういう制限があるからこそ大風呂敷も上手く機能してるんだよなあ。
あと、不満点っていうか、最後の出会いの下り(割と長い)は「いらなくね?」とも思ったが、それがなくなると本当に「セカイ系」じゃなくなるので、まあそこはそれでいいんじゃないかなって思ってます。作る側もわかっていて、だから疾走感とか他のキャラを出して紛らわせてるんだろうし。
声優の配置もドンピシャだったなあ。男性も女性も演じる神木くんと、きっちりハッキリ演じた上白石萌音さんの主演ふたり。そして脇を固める経験豊富な若手声優。あと、役者としての長澤まさみ市原悦子谷花音ちゃんは、映画を観てるだけでは彼女たち自身の顔が浮かばず、すんなり絵のキャラクタになっていたのも良かった。キャストを見て「彼女たちだったのか!」と驚いたもん。採用が上手いなあ。