スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム見終わった。良いんですよ。良いんですけど、オレが見たかったスパイダーマンじゃなかったなあって言うのが感想。
スパイダーマン:ホームカミングが自分にとって完璧すぎたっていうのもあって、期待を高め過ぎたかもしれん。が、悪くはないけど、オレがみたかったのはもっと違ったものだったんだよなあ。
良いところはあるんですよ。基本的に、前作のサブキャラクターたちの性格は引き継がれてて違和感がない。空中アクションがサイコー。MJ可愛すぎ!トムホ、かわいいまま。と言う風に、好きなところが好きなままってのが良かった
一方で、敵の正体が明らかになったときのガッカリ感とか、絶望感を味わうこともないストーリーのショボさとか、結局いつも通りにスタークのせいじゃんとか。前作の素晴らしいストーリー構成がウソのようなクソ仕様。
なにより、ピーター・パーカーがMJを好きになるところが描かれないから、その後の展開もフワフワしてるし、あんなに素敵なMJを無駄遣いしやがってって感じがどうにも。あれは相思相愛になるよりも、前作通りに横からピーター・パーカーを見てるから可愛いんだろ!
ドローンとのバトルも、新しいものは見せてくれてはいるが、結局はドローンかよってのが先に来ちゃう。他の作品でもゲームでもドローンとの戦闘は見慣れてるから、その一形態にしか思えない。だったらドローンなしで、おまけ程度描かれたブルックリンで大暴れしてくれよって
エンドゲームの続きであることと、アベンジャーズと搦める必要があることでストーリーも微妙になってて「親愛なる隣人」がふわふわしてるのもイヤだったな。前作はそれになるところを描いたんだから、最初くらいは「親愛なる隣人」として徹底的に活躍する姿を見たかった。
でもエンドゲームの続きだと「親愛なる隣人」に尺を使えないんだよ。もったいない。
というわけで、全体としては楽しめたけど、僕が見たかったスパイダーマンじゃなかったのが残念だったなって感じでした