Berryz工房コンサートツアー2006春 にょきにょきチャンピオン 僕の見方

今回の一番の目的は、後に発売されるであろうライブDVDでは絶対に見ることが出来ない所を目に焼き付けること。例えば、メインで歌っているヒトはきっとDVDではアップで歌っている場面が映されるであろうから、そこはまず詳しくチェックしない。チェックするのは、メインで歌っている人たちの横で激しくダンスを踊っている人たち。素敵な人たち。
カメラはいつも顔のアップばかり撮る。だからそこは見ない。全体を見たり、2人3人のペアでの様子を見る。
ダンスはきっと、手の振りばかりが映るだろう。だから今回は、全体の躍動感を追う。特に、素敵すぎるのに映してくれない彼女たちのステキステップは余すところ無く目に焼き付ける。
結果。良席に恵まれ、目的を100%果たせた。満足感でいっぱい。満足しすぎて、お腹いっぱいになっちゃったりした。お腹がいっぱいになって「もうこんなステージ2度と見れないかもしれない」と思い、既にチケットがある大阪公演には行きたくない気持ちになったりした。だって、これより良い席ってあり得ないから。
各メンバーの、今回のコンサートでのイメージ。
清水佐紀ちゃん。中盤以降は、佐紀ちゃんからどうしても目が離せなかった。誰よりも激しくダンスを踊り、アセカキングな佐紀ちゃんが眩しくって眩しくって。しかも今回は歌でも大活躍。ずっとメロメロだった。
嗣永桃子ちゃん。やっぱり凄い。ひとつひとつの動作がたまらなく愛おしい。また、細かいステップなどでは、そのポージングというか角度というかがあまりに絶妙で、天賦の才というものを感じさせた。また、歌という表現法については、彼女が一番伸びたのではないか。そう感じる部分が多々あった。
夏焼雅ちゃん。今回メンバーの中で一番セクシーだった。女性っぽさが徐々に出てきていて、それが彼女の歌やダンスの表現の幅を更に広げていた。お腹が可愛すぎる。
須藤茉麻ちゃん。歌っているときの表情面が大進歩。一年前は顔に必死さばかりが目立っていた彼女だったけれど、今回はちゃんと表現できていた。そして何より、可愛らしい格好をしたときの嬉しそうな茉麻さんの顔を見ているだけど、何だか幸せな気分になれた。
徳永千奈美ちゃん。立ち姿が誰よりも美しい。彼女は、自分がパートじゃなく、かつマイクが拾っていなくてもBerryz工房の歌を実に楽しそうに口ずさんでいた。誰よりもBerryz工房というユニットが、そして自分たちの曲が好きなんだなと実感できた。
熊井友理奈ちゃん。七面六臂の大活躍。ある意味彼女のための公演だったような、そんな感じもした。ダンスに歌にソロにと、彼女自身の成長を実感できた。この公演後の、彼女の更なる成長が実に楽しみ。天真爛漫な表情に釘づけだった。
菅谷梨沙子ちゃん。彼女の表現面での成長は見逃せない。表情であり、発声であり、ダンスであり。メインを春だけの実力を自らの成長で見事に獲得した、そんな感じを大いに受けた。彼女の場合、ステージにおける彼女自身の感情が直に伝わってくる感が誰よりも強い。その感情の強さが表現に表れ、そして僕らを魅了するのだろう。
とにかく何から何まで素晴らしい公演だった。彼女たちはまだまだ成長を続けるだろう。今回少し物足りなかった部分もきっと次回には埋めてくれるはず。彼女たちが、与えられたものだけでは満足できず、本気で観客と勝負を始める日。その日も近い。