阿満利麿「仏教と日本人」 ちくま新書

筆者の本は「親鸞・普遍への道」や「日本人はなぜ無宗教なのか」「宗教は国家を超えられるか」を既に読んでいる。
本作では日本人の心の底流にある自然宗教への考察と、そこから一歩進んで仏教などの創唱宗教をどのように受け入れて、日本独特のものとなったか等をわかりやすく説明してある。
他の著作と同じく、読みやすく理解しやすい。そしてなによりも新しい発見を得られる楽しい本だった。