末木文美士「日本宗教史」岩波新書

古代から現在までの日本の宗教を説明。大まかな流れだが、一本の筋が通っている。特に「精神の<古層>」という手がかりが興味深い。これを端緒に、他の参考文献にまで手を伸ばすと良い感じになるだろう。阿満利麿「日本人はなぜ無宗教なのか」や村上重良「天皇制国家と宗教」をすでに読んでいたので、より広がりを持ってみることが出来た。

日本宗教史 (岩波新書)

日本宗教史 (岩波新書)