例年にない面白さ。ハードルを上げ、競技に専念させたことでかえって中身が引き締まり、マシンの特性や勝負性が強調される結果に。ハードルがあがったことで、地方大会で未熟なマシンの数々は次々と潰えていった。が、決勝に進んだ至玉のマシンたちはどれも素晴らしい出来だった。決勝でのレベルの違いは明らかだった。今年の魅力はなんと言っても可変ギミック。様々なアイディアがマシンという形で結実し、その一つ一つが素晴らしく楽しかった。そして、ラスト。機能を絞り、シンプルに、そして限りなく強いマシンが負けた。最期の焦りが生んだ負けだったのかもしれない。それだけ極限状態の勝負だったのだろう。優勝したのは津山高専。この大会でとことん運を掴み、実力と運の両輪での勝利。この白熱した勝負には感動すら覚えた。個人的に残念だったのは、応援していた鹿児島高専の紹介の仕方。まるで自動ロボットしか特性がないような紹介だったが、ハードル越えなどのギミックの良さも、もっと評価に値すると思う。いや〜、しかし、どのチームのマシンもギミックはとにかく面白かった。来年もこの路線を希望。
↓このサイトの解説が面白くて妙
http://d.hatena.ne.jp/sunafuku/20051223