慶次郎縁側日記2「第五回 親心」

夫婦の対立がとてもよく描けている。親子と夫婦と義理の親子と、それぞれの関係を多重に見せるのが上手い。皐が乳母おしずの心を知るときの様などは、それまでの話の積み重ねでふいに涙が。最後には別々の母と子供の立場が重なり、話を一つに。ストーリーの組み立ての上手さが光る。予定調和過ぎるところもあるが、これはこれで良いんでしょ。きっと。次回は蝮の親分さんか。この作品での奥田瑛二は例外的に好きなので、楽しみ。