肥後の里山ギャラリー「肥後銀行 お金と銀行資料展vol.3 新しいお札とお金の歴史 ―新千円札は北里柴三郎―」展

肥後銀行の本店にあるギャラリー。最終日なので、見てきた。
日本銀行券の新しいものの紹介と、北里柴三郎の事績の紹介、そしてこれまでのお札や通貨の紹介。
日本銀行券の新しいものの紹介については、新聞等で見てたので、まあ知ってるかなって感じ。資料の提供も日銀からのものかな。
北里柴三郎は、小学生の頃に家族旅行で生家を訪ねた記憶があり、懐かしく感じた。もっと藩校時代の話とかを見てみたかった気もするが、資料は熊大医学部にあるものを利用しているようで、限界もあるのだろう。昔の熊本市内の地図の変遷が面白かった。
これまでのお札や通貨の紹介については、江戸時代については小判や銀貨など通貨が少しあり、それと各地の藩札が大量にあり、明治以降の通貨・紙幣がちょこっと展示してある感じ。見せたいものが通貨なのか紙幣なのか(紙幣じゃないのかしら?)、なぜ藩札がここにあるのか、そしてなぜ藩札が東海地方以西のものしかないのか。よく理解できなかった。また、藩札についてもそれぞれ並べてあるだけで見づらく、どういうデザインで、どういう意味があってそういうものになっているのかなどの解説もなく、これは何のために置かれているのかが理解できなかった。兌換紙幣の意味とか藩や国家の関わりとか、紙幣と貨幣の違いとかも説明がほしいし、紙幣の信用供与とかにも触れてほしかったし、なによりデザインももっとちゃんと見せてほしかったな。拡大鏡とか置いて。
とはいえ、これはもとから新紙幣発行に伴っての展だろうし、そんなものかなって気もする。