懐炉

懐(ふところ)の炉と書いてカイロと読む。陳舜臣先生によると、懐炉は日本ならではのモノだそうだ。日本の冬は寒い。寒いけれど、なんとか耐えられそうな寒さなのだ。これが耐えられない寒さだと、オンドル等を用いて徹底的に暖をとる。オンドルを作るまでもないけれど、それでもやっぱり寒い日本では、懐炉という簡易暖房を利用したというのだ。
化学物質を混ぜ合わせじわじわと酸化作用をさせることで、熱すぎず寒すぎない丁度良い温度の懐炉を、長時間利用することが出来る。
寒いけれども、耐えられないこともない寒さの西国に住む私にも、懐炉は必需品だ。何たって、暖房設備はハロゲンヒーター一つ。さらに、独り身の自分だけが凍えなければいい身分。それに、10個入り100円で売られている懐炉はとってもお得。わざわざ重い灯油を都度補給しなくても良いしね。
と言うわけで、今の僕には懐炉はなくてはならないモノ。これとハロゲンヒーターで、この例年にない厳寒を乗り切るのだ!

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晴れたなー!と言うわけで、早速洗濯&布団干し。が、いざ干し始めると空はかき曇った。そしてその後はずっと曇り。雨は降らないけれど、曇り。何だか妙に、してやられた気分。