感傷

昨夜は早めに帰宅したのだけど、食事して風呂入って本を読んでたらいつの間にか眠ってしまっており、驚いてしまった。多分21時にはもう寝ていたのだろう。休みの後のハードワークだったので疲れがたまりやすかったのかもしれない。寝たのが早かったので5時半には目が覚め、テレビを流しながらぼーっとしていた。7時前だろうか。NHK朝のニュースで長崎の朝の様子を流していた。見て、失敗したと思った。平和祈念像の前の人々の様子がそのまま流されていたのだが、それがどうにも私には辛い映像だった。切り取られたニュースやくだらないドラマはなんてことないが、こういう日常の様子は私の心を揺さぶりすぎて駄目だ。この時期には、このような直の映像は辛すぎるので見ないようにしていたのだけど、目に入ったら見ずにはおれない。映像を通して伝わってくる人々の生活の裏に流れる感情が痛い。あの時代や戦争については、とても興味はあるのだけど、ある程度の距離を置かないととてもじゃないが触れられない。朝はずっと気持ちが沈んだままだった。
興に任せて中島敦を読んでいる。中島敦を読むのは中学時代以来だろうか。今読むと、内容もさることながら、文章が引き締まっていて実に読みやすい。そして格好いい。こういう文章が書ければなと思った。仕事で書く文章はある程度型にはまるような文章になるし、それ以外で書いていることと言えばこのゆるゆる日記だし。反省すべき点が多々ある。しかし、何故中島敦の著作だけにそれを久々感じたのかがわからない。「何時」の問題なのだろうか。もうちょっと読み続けて答えを探してみようかな。こんな作品が500円も出せば読める世の中って素敵だ。
今期はドラマをほとんど見ていない。が「山おんな壁おんな」は、時間が合うからか割と見てる。録画するほどではないし、見忘れたとしてもどうって事はないが、疲れて帰った日には丁度良いゆるさだ。ま、このドラマを見る一番の理由は伊東美咲の喜怒哀楽溢れる表情なんだけどね。伊東美咲は本当に可愛らしいな。彼女の美しさは既知だったが、こんなに可愛らしいヒトだったとは思ってもいなかった。このドラマの伊東美咲を見ているとほっこりして良い感じで力が抜け、激動の週末に備えられるのがいいな。