人生に保険をかけ学歴を得ようとする普通の女の子と、アイドルとして夢を追い求め突っ走るAKB48・Aチームの中西里菜の一期一会。中西里菜といえば、福岡でのイベントの時に親族が来ていて故郷に錦を飾ってた記憶がある。
劇場を案内し、レッスンの模様を見学。中西里菜・高橋みなみ・前田敦子・板野友美に将来の夢を聞く。前田敦子は「全部をするんじゃなく一つに集中して何かを犠牲にしても成功したい」と述べ、高橋みなみは「確かに友達との交流は無くなっていくけど、こっちで得るものがたくさんある。挑戦することが大事。」と言い、板野友美は「失敗したらという心配はあるが、失敗しても他に良いことがあると思うことが大事。」と話す。
つづいて夏まゆみ指導のレッスンの様子をしっかりと見せる。中西里菜は必死にレッスンを受け、女の子は何がそこまで頑張らせることが出来るのかを聞く。中西里菜曰く「全力で頑張らなきゃ感動はないし、全力でやったから達成感がある。」
レッスン後のコンビニ。中西里菜はマンションで一人ぐらしなのでコンビニで食事は済ませることが多い。家族からの手紙を出し、中西里菜も不安や心細さと戦っていることを伝える。「中途半端では帰れない」「劇場を見ていて、ちょっとでも頑張ろうと挑戦することを思ってくれると嬉しい」
そしてステージへ。ステージでの頑張りとダンスと歌詞が折り重なって、伝えたいことがダイレクトに響いてくる。そして決意と別れ。新しい旅立ちで終了。
いやあ、本当に良い内容だ。AKB48のファン云々ではなく、一人の視聴者としてメッセージが伝わってきた。アイドルが好きなら尚更だ。夢を追う立場に今あるというアイドルを、等身大で描き、その不安悩み、そして決意まで見ることが出来る。ともすれば、表出部しか見ることが出来ない所だけれど、夢を追う一人の若者としてのアイドルを良く描けていたと思う。まあ、決断を下している中西里菜だからこその物語である部分はあると思うし、NHKの演出の意図も見え見えなのだけど、それでも表出部分しか見えない僕らからすればクるんだよね。ひょっとしたらBerryzのみなさんやパラゴーの皆さんやPerfumeのみなさんもそう思ってるんじゃないかって思うと。
そういう気持ちにさせてくれて、しかも、私も日々の生活を全力で頑張ろうという気にさせてくれた当番組と中西里菜・AKB48にはありがとうと言いたい。
ありがとう。
