いろんなものを振り切って、いろんなものを押し込んで、上期終了。下期は、上期にぼたぼた落としたものを拾いながら、ホップステップジャ〜ンプ!! 出来ればいいな。
この期をもって、一人の先輩がご退職された。この先輩は私がこの会社に入社し、現任店に赴任となったとき、同時に異動でいらっしゃた方で、1〜2年目はほぼ私の教育を担当。3年目からは、係は違えど、同じ目標に向かう戦友として助け合った。通常業務はハードであり、目標はシビアであった。そんな中、事務処理能力の高さと持ち前の生真面目さから、業務は先輩を中心に回っていた。求められるものに際限はなく、その場にあっては最善を尽くす方だっただけに、肉体的にも精神的にも辛い状態であったことは想像に難くない。退職後は初めて主婦として生活をするという。「ゆっくり昼まで寝るわ」と笑って言っていたが、彼女がそんなことが出来るヒトとはとうてい思えない。私は「ぼくが転勤で回っている内に、きっといつの間にかまた一緒の職場になりますよ」と言ったが、よく考えれば失礼な話だ。最後の言葉の時に目に涙をためていたのはこの十数年間が走馬燈のように頭を過ぎったからだろうか。私と言えば、話せば感傷的になってしまうのは見えていたので、ブレーカーを落とし、ごく短い言葉を交わしたのみだ。薄情にも思えただろうが、それ以上にのめり込むのを躊躇ったのだ。結局今のお店で、私が赴任してきたときからいる人は一人もいなくなってしまった。転勤が常の職場とはいえもの悲しい。先輩の退職の話を聞いたときには本当に驚かされた。きっと転勤の最後まで一緒なんだろうなと思っていたからだ。それだけに裏切られたような思いを一時期抱いたりもした。しかし、それは先輩の人柄とこれまでの仕事ぶりを冷静に振り返ると、そんなものでなかったというのはすぐわかることだった。別れは如何ともしがたい。受け入れるだけだ。
月末・期末でしかも週末と言うこともあり、職場を出たのは22時であった。時間も遅かったので、短く、近くの居酒屋で打ち上げ。23時すぎに一応、会を終わらせる。男性陣は夜の街に繰り出していたったが、疲れを感じたためにそのまま帰宅。一時間ほどしか飲んでなかったが、疲れのため異様に酔っぱらった。寝ようとベットに潜り込んだものの、なかなか寝付けず、ぐるぐる回る頭のまま、本を読んだりDVDを見たり。3時過ぎに意識を失う。