作:七月鏡一 画:藤原芳秀「闇のイージス 22巻 黒の境界」

アスラン編終幕。でも、アスランが生き続けるってことは、よほど七月鏡一センセのお眼鏡にかなったんだろうなぁ。個人的には蒼い馬編の元SAT隊員の方が魅力的だったんだけど。アスラン編はイマイチ入り込めなかったけど、それでもやっぱり「復讐の連鎖」の部分ではグッと引き込まれた。
「鏡よ鏡」は、まあ、いつも通り。展開も落ちも読めたので退屈。
「笑う天使」は今後の“天使”の、物語への関わりを予感させるところで良かった。今回の“天使”って京極作品の女郎蜘蛛を連想させるんだよなぁ。京極作品の女郎蜘蛛は作者の都合で不本意な形で殺されちゃったので、こちらの“天使”には是非とも生き残ってストーリーを最大限に盛り上げて欲しいところ。
次巻は4月発売か。蒼い馬こと「ペイルライダー編」がかなり好きだっただけに、待ち遠しい限りだ。