Perfume「Baby cruising Love」リリースイベント @ キャナルシティ博多 14:00-

12:00からイベント参加券引き替え。10分前に会場に到着する。会場裏のテントの前が引き替えの場所で、そこはもうかなり長い列が出来ていた。半ば諦めながら列に並ぶ。12時少し前から参加券配布。長時間待つことを覚悟していたが、10分程度であっさり参加券ゲット。ナンバリングは会場に入る順番であり、前から順番に若い番号になっている。自分は158番だった。思ったよりも若い番号で、こんなものかと思った。あと、参加券は当日券もふんだんに用意されていて、その場で購入する人たちも結構な数がいた。
13:00より点呼。先ほどと同じ、テントの前で番号順に並ぶ。係員が並ばせるときに番号を一番ずつ呼んでいっていて、ちょっと心配になったものの、混乱もなく順調にすすんだ。が、とにかく寒いのがツラかった。13:15頃だろうか、テントの向こうでPerfumeのリハが始まり心底ガッカリ。声は聞こえど全く見えない。リハは「コンピュータードライビング」をやっていた模様。あー、あの曲の振付がすごい好きなのになあと悲しい気持ちになってしまった。歌はほとんどかぶせてなくって、それもまた悲しさを誘う。ガラスにわずかに映った姿が見えたが、黒いコートを着ていたようだった。列を離れて見に行っても良かったけれど、Perfumeでそんなことしたくないしと思い、苦笑しながらじっと待った。一曲歌い上げ、告知後13:20ごろに会場を去るメンバー。わずかに後ろ姿だけが遠くに見えた。
13:30前から順に会場入り。こちらも順調に進み、13:34にはポジション確保。本当は真ん前が良かったけれど、視界良好なステージ向かって左側に位置取る。意外とステージに近い。前3列がスタッフに指示により着座。みんなが見やすいようにとの配慮だが、これは良いな。おかげで私は立ち最前となり、視界良好。
今回のステージは写真の通り、池有りのパターン。握手会がないからだろうか、このパターンは久しぶりだなあ。池の手前に柵があり、柵から最前3列が地べたに座り、三列目以降が立ちとなる。列は、自分の処で最大5列。最大でも6〜7列じゃないだろうか。わりとみんな見えていたと思う。観客は300ぐらいじゃないだろうか。多く見積もっても400か。もちろんPerfumeの福岡イベでは最大レベルだが、まだこのくらいかという気持ちもあった。客層は、まあ、男性が多いのだが、この手のイベントでは見かけない人たちの割合もそして女性も多い。ジャニ系文化ぽいヒトたちもいて、ちょっと微笑ましかった。始まるまで、雨がポツポツと降ったり止んだりしてヤキモキさせられたが、イベントは無事行われ、本当に良かった。ただ、待っている間中かなり寒くって、時間が経てば経つほど辛くなった。ステージ後方にマイクスタンドが3本。
13:55。スタッフによる注意説明。14:00噴水。噴水の水しぶきで異様に寒い。スタッフがペットボトルの水とタオル*1を準備していたが、本日の気候もあり、一度も使われなかった。
14:05再びスタッフによる注意説明。その後、Perfumeメンバーが入場し、MCも自己紹介もなく、そのまま歌に。衣装は「Baby cruising Love」の白衣装。テレビの歌番組等で散々っぱら見た衣装なんだけど、どこか違うような感じもした。かしゆかさんの衣装が不思議。あとあーちゃんもモコモコハイヒールになってたような気がする。セットリストは以下。

1.「ポリリズム」

2.「エレクトロ・ワールド」

MC

3.「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」

4.「ファンデーション」

MC

5.「Baby cruising Love」

6.「チョコレイト・ディスコ」

トーク

いきなり曲から。「ポリリズム」。ポリループなしバージョン。おお、初っ端はポリリズムかあとちょっと驚いた。そりゃあ、テレビCMにも使われて、一般の人たちにも耳なじみの良い曲だもんな。歌はかなりかぶせ気味でちょっと残念な気持ち。ダンスも寒さのためか少し堅さを感じた。でも、いきなりあ〜ちゃんがクラップを要求したり、客席とのコミュニケーションは密だった。っていうか、あそこでクラップなのかあと、素直に驚いた。
2.「エレクトロ・ワールド」。やっぱりこの曲は高まる。そりゃあ出だしで歓声も沸くわけだ。自分も思わず声を上げちゃったし。好きな曲だし好きな振付で、心躍ったんだけど、やっぱりちょっと動きが硬いなあ。でもやっぱり良い。「あああああ」の部分での振りもやっちゃうよなあ。ゆかちゃんと「スイッチ」をして、ちょっとココロドキドキ。一気にノリは最高潮に達し、ラストは自分も手を上に。
MC。自己紹介など。キャナルでやるのが久しぶりとか、前回はこんなに集まらなかったとか、会場に緩い笑いを与えていた。あ〜ちゃん曰く「新曲をほっさげて」。すかさずゆかちゃんやのっちから「ひっさげて」と突っこみが入ってたが、それでもあ〜ちゃんは「ほっさげて」とこだわっていて、爆笑してしまった。寒いけど盛り上がって暖まってくださいとか言って次の曲へ。のっちも踊ればあったかくなると言ってたしね。
3.「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」。ここで「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」かあと、心憎く思う。イントロで上がる歓声。そりゃあこの曲のイントロだし、歓声も上げちゃうよね。歌に入る前の振りが好きすぎる。ここに来てのっちのダンスにキレが出てきて、さらに熱狂。身体がようやく温まったんだろうな。それにしてものっちのダンスは相変わらずキレキレでカッコイイ。ダンス中にあ〜ちゃんが衣装を直したりしていて、大丈夫かなとか思ったのだけど、その後何もなかったので大丈夫だったんだろうな。まだまだイベントは続くから心配ではあるけれど。ゆかちゃんの表情が良かった。
「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」が終わり、間断なく次の曲へ。イントロが鳴る中、3人は後方のマイクスタンドを持ってきて、据える。そしてそして、なんと「ファンデーション」でしたよっ。いやあ、これは驚いた。「ファンデーション」が見られるとは思ってなかった。「ファンデーション」はかーなーりー好きな曲。音が素敵すぎる。曲として好きなものが、パフォーマンスとしても見ることが出来るってのは、本当に幸せなことだ。前3曲とは少々毛色が違うところがまた良い。そしてなにより、歌に被せが少ないのが良い。ほとんど生歌なんじゃなかったかな。振りもまた特徴的。スタンドマイクを使いながら次々ポジションを変え、ふたりが歌ってる間を縫って移動したりと、楽しい。なにより、サビのファンデーションを塗る振付が印象的で、楽しいなあ。何より一番驚いた曲だった。
MC。のっち曰く「なんだかキャナルでやってる感じがしなかった。ライブハウスのような盛り上がり」とのこと。あ〜ちゃ曰く「出し切りました」。今日のセットリスト構成の話もしてた。多彩さは確かに出ていると思う。
5.「Baby cruising Love」。曲は好きだけど、MJとかMステとかで見た振付やパフォーマンスに関してはそれほど記憶に残ってなかったがこの「Baby cruising Love」。が、今日のパフォーマンスを見て考えを一転。すげえ良い。とくにサビの「Baby cruising Love〜 Baby cruising Love〜」というところで、細かい振付を一人一人が畳みかけるように繰り返すところで圧倒。さらに「恋の運命は〜」の畳みかけもあり、この辺りは本当に見ていて「うお〜」といった感じ。三人が立ち位置を次々と変えながら振りを畳みかけるってのはPerfumeのダンスの一番の醍醐味だと僕は思っていて、この曲もそれに違わないもので大満足。ただ、この醍醐味って、切り取られた映像モノではわかりづらいところでもあるんだよなとかも考えた。やっぱりPerfumeは現場で見ないとわからないなとあらためて感じた。あまりに圧倒されたもんだからクラップも出来ず、ずっと凝視してしまったよ。あと、のっちの表情が凄く良い。のっちってあんまり表情が良いようなイメージがなかったんだけどなあ。最近の状況がミーハーなのっちに火をつけたのでしょうか、なんて笑い。曲のラスト、後ろを向いてポーズを決めるのだけど、のっちの口元から白い息がふうっと出ている横顔が凄く画になっていた*2。
あ〜ちゃんの「ディスコして終わりましょー」のかけ声とともに、ラスト「チョコレイト・ディスコ」。「Baby cruising Love」で圧倒されてノれてなかったので、この曲では大いにノりました。ノれる曲だしね。たーのーしーいー。この曲はあ〜ちゃんが特に良かったなー。「ディスコディスコ」をのっちと出来て大興奮したことはナイショのお話。曲中、丁度噴水の時間と被っていて、それがまた画になるんだわ。そしてさらにこちらの気分も乗る、と。大満足のラストだった。
最後のトーク。あ〜ちゃんが「チョコレイト・ディスコ」について、バレンタインの曲なので権力のある人は使ってくださいと宣伝。やっぱあ〜ちゃん凄いわ。権力のある人は是非。ここでのっちから「福岡でワンマンライブが出来たらいいね」と言う話が出る。そうだよそうだよー。でも今日の集客を冷静に見ると、福岡ではZepp規模では厳しいかも。でもでも、絶対ハコで見たい。そんな気持ちで歓声をおくったりしてた。13:35でイベント終了。バイバーイ、と。はけるときにあ〜ちゃんがわざわざプレゼントを受け取ったりしてサービス。あ〜ちゃんだなあ。その後、池を渡りステージ上でスタッフからポスターを貰い、イベント終了。

今回のイベント。トークこそ少なくてちょっと物足りなさを感じたものの、歌を中心に組まれたステージングは最高。寒さからはじめこそはちょっとダンスがぎこちなかったが、身体が動くようになってからはさすがPerfumeと感心させられるパフォーマンスだった。なかでも「ファンデーション」と「Baby cruising Love」には色々な発見があり、今日行って本当に良かったと思った。メンバーの調子としては、のっち最高、あ〜ちゃんいつも通りって感じを受けた。かしゆかがちょっと表情が暗くって心配なのだけど、調子悪かったのかな。個人的な思い出では、ゆかちゃんとの「スイッチ」とかのっちとの「ディスコディスコ」が、純粋に嬉しかった。今思い出してもドキドキしてる。ステージ終わって心底「楽しかった〜」って思ったし、今まで見たPerfumeのステージでもかなり良い内容だったように思える。盛り上がり具合から言っても多くの人が満足したステージングだったのではないか。とにかく楽しかった。この楽しさは本当に久しぶりで、やっぱりこの道は抜けられないなとも感じだ。やっぱりこの目で見ないとパフォーマンスはわからないものだし、Perfumeは鑑賞に堪え楽しめるだけの十分なステージングを作り出していると実感した。
あと、運営のスタッフの対応も意外と良かったことを付け足しておく。