余韻

先週のパラゴーの余韻から抜けきれない私です。
必死でCDをかき集め、まぶたに残るメンバーの姿を思い起こしては、ウキウキした気分になっています。それだけすっごく楽しかったと言うことなんだけど、今度はその楽しさをしばらく味わえないという地方者ならではの悲しみも湧き上がってきます。
アイドルが好きという人間は全国で見ると数が少なく、そういった特殊者が多い都会がアイドルの活躍の中心地となり、地方は置いてけぼりを食うのがしばしばです。しかし、地方にも需要があり、それが地方アイドルとして噴出するワケですが、競争の論理が薄いためにやはりその辺りは洗練されていません。それが先物買いの元となってはいるのですが、大勢の人に訴えかけるものにはなっていないのが現状です。
パラゴー自体は大阪のスクールが元になっていて、地方の力が日本全体に及ぶことを示しています。また、パラゴーのメンバー自体も、福岡でのイベントなのに「関西で売れて全国へ」と言ってるように、場所に対するナショナリズムを持っているようです。この言葉を聞いたときには図らずも「志が低いなぁ」などと思ったものですが、ある面について考えるととても良いことだと思います。
それはファンとの距離について。
僕はハロプロ系のBerryz工房が好きで、イベントなどにも何回か行っているのですが、そこで目にするのはファンのマナーの低さ。社会人一般のルールを守らない人が目についたり、周りの目を気にせず行動したりと、まあ一部の人の目に余る行動が各所で見られるわけですよ。そこにファンとしての自覚はないのかと思ったりするのです。
一転、先日見たパラゴーファンの方々は、パラゴーに必死ではありこそすれ、極端なマナー違反はせず、逆に熱い思いが伝わってくる応援でした。
まあ、パイが違うという批判は甘んじて受けます。しかし、どちらがより一般の人たちの心に澱を残すかというと言うまでもないことで、社会的な存在であるアイドルちゃんたちに対する影響を鑑みると自明の理でありまして。
今回パラゴーが好きになった理由として、パラゴーの皆さんたちの魅力が第一に来ることは確かです。そしてそれを補完する上でのパラゴーファンの皆さんの行動と愛情のこもった応援がさらにパラゴーさんたちを魅力的にし、私を一パラゴーファンに変えたということは過言ではありません。