日差し

日差しが強い。
九月ももう半ば。
風に涼しさは感じるものの、日中の日差しは強く、肌をじりりと焦がす。
原付で営業に廻る。
ふと眺める。学校では体育大会の練習。この炎天下に。
よぎる幼き頃の記憶。
大人になっても、子供の頃も、そう違わないんじゃないか。
夜もカブで外を廻る。
日差しはなく、心地よい風。
アスファルトに倒れ込む。熱い。
太陽の余熱がスーツを通して、背中を焦がした。