慶次郎縁側日記2 第7回「あたりくじ」

富くじの興奮と、男女の仲の興奮と。相変わらず話の積み上げ方が上手い。富くじに溺れた男をここまで愛情を持って見ることが出来るのも、これまでの話の積み重ねの賜。佐野史郎が演じる駄目男は真面目に演じすぎるので面白みがないきらいがあるんだけど、今回の役では話の積み重ねがあり、駄目男の持つ複雑な一面を見せていた。ま、ラストの軽さはちょっとどうかと思うけれど・・・。なんにせよ、良作であることに変わりない。