幻想的なエキシビション。

オリンピックにおけるアイススケートも、競技点数を競う種目が終了。今日はそれこそ夢の世界であるところの「エキシビション」の日。昨日の興奮もさめやらぬ中、高ぶった気持ちを更に盛り上げるべく夢の世界へ。
アイスダンスもペアもシングルも、魅惑的な世界を表現している。世界の最高峰たる彼彼女たちの生み出す美しい時空は、見ている僕にため息以外の表現をさせてくれない。現れては消えてゆく美の世界。
僕らの村主姉さん荒川姐さんもその世界に見事に調和して、村主姉さんは幻惑的な表現を、荒川姐さんは凛とした美を、世界中の人たちに見せつけていた。
スケート会場はやがて一つの大きな劇場となり、音楽と、美しい身体と、重なり合う人々と、一つ一つ違うけれどそのどれもが美しい表現と、この世の中にある全ての美を追究した結果生まれたのではないかと思えるものが目眩く繰り広げられていた。
まさに夢の世界。幻想的であり情熱的である美の極致。心には充実感が溢れ、少しの寂しさが残った。ほんの少しの、祭りの後の寂寞とした気持ち。でも、これは満足感をめいっぱい味わった証拠でもあるのだ。
ありがとう。本当にありがとう…。