ZONE「笑顔日和」in ミュージックステーション

ZONEの解散については、正直言って、もうどうでも良かった。潮時だと思っていたから。僕の中でのZONEは、TAKAYOの脱退で終わっていた。TAKAYOMIYUの声、二つが合わさってこそのZONEだと思っていたし、MIZUHOの明るさとTAKAYOのクールさがZONEだと思っていたから。MAIKOはアイドル性があるけれど、それだけではどうにもきつい。
今日の放送についてもそれほど感銘は受けないだろうなと思いつつ見ていたんだけど、自分でも意外なことに、かなりキタ。
MAIKOの目をじっと見ていて、MIYUの詰まった声を聴き、MIZUHOの頬を伝う涙を見て、胸にこみ上げてくるものがあった。
TAKAYOこそいないものの、この暖かいZONEという空間そのものがなくなってしまうことに、言いようのない寂しさを感じてしまったのだ。TAKAYOも含めた、このZONEという一つの世界をもう一度だけでも良いから見たいと強く思った。意識はしていなかったが、それだけZONEが好きだったって言うことなのかもしれない。
そして今、ZONEへの追悼の意味も込めて、PVの1、2巻を眺めています。でも、やっぱり寂しい・・・。
「ZONEは無くなるけれどメンバーはそれぞれの道を進んでいく」と言われるかもしれない。でも、僕にとってはこれが本当の最後になるかもしれないのだ。僕らと彼女たちとの距離はあまりにも遠すぎる。それこそTVぐらいしか接点がない。その唯一の道が断たれることから来る孤独感や寂しさは表しようのないことだ。
「卒業」は「永遠の別れ」に繋がることが多々ある。また、彼女たち一人一人に出会える日が来るのだろうか。とてつもない個性を持った偉大なる、一人一人に・・・。