ドラマ「17歳の帝国」を見ましたが、脚本家の吉田玲子さんの作品ということで期待していただけに、残念な感想となりました。
政治の描写や民衆の存在、合意の意味について描かれていなかったため、共感することができませんでした。
話の展開も都合良すぎるセカイ系っぽいもので、映像技術や音楽も物足りなかったです。技術の描写もイマイチで、予算の関係もあるかもしれませんが、残念でした。
主人公の亜蘭とサチの関係も深く描写されず、彼らの存在意義が分かりにくかったです。
ただ、第4話「理想の世界」の中盤での山田杏奈さんの表情の演技だけは格別で、他の作品を差し置いて見るべきところでした。
不信からの、本物の、理解できない、気持ち悪いものを見る目。素晴らしかった。
とはいえ、期待していただけに残念な作品でした。
