どうする家康 第41回「逆襲の三成」

ずーっとアリバイ作りみたいな話をやってて、つまらないな。
最初の頃の外連味ある画面づくりもなくなって、こんなアリバイ作りみたいな話ばかり繰り広げてたら、まあそうなるわ。
展開のために人が簡単に薄っぺらくなるし、話数はたくさんあるのに、それぞれの人間の描写が深まってないのも厳しい、
徳川の武将が現れるところはギャグなのかな。意味がわからない場面だった。
突然の鳥居元忠。これまで深まるわけでもなかったのを、ここでの会話で挽回させようってことだろうけど、積み増しがないから軽いな。
あれ?前はKOEI地図使ってなかったっけ?地図の描写って、変わった?
「(家康を除けば)殿下の望み通りの政をなせる」って、それで失敗したのが三成なんだよな。それを忘れている。あと、ここに来て大谷吉継の飲んだ杯で飲み干す光秀。こういう瞬間瞬間の描写は上手いんだよね。
ここで淀にすべてを帰するの、三成の悲劇度をあげるためなんだろうけど、だからこそ微妙だなあ。人間の心の機微ではなく、展開でしか物事をうごかせないから、人物が軽くなる。
で、次回が関ケ原か。もう11月なのにな。厳しい。
紀行は三浦按針。でも今回、三浦按針を出すことに、ドラマとしての必然性ってどれくらいあるのかあしら。これから三浦按針のことを描く展開があるの?もっと描くことあるんじゃ?とか思いました。