ウルトラマンブレーザー 第25回「地球を抱いだくものたち」(最終回)

宇宙に放り出された状態のアースガノン。隊員たちは無事で目覚め、アースガノンも全電源復旧。宇宙空間で意識なく回ってるブレーザーを「仲間」として、一緒に地球へ帰る。
ヴァラロンは、迎撃攻撃をうけるも、そのまま地球に降下中。
アオベエミ隊員は拘束監禁状態。
ビックサイトにヴァラロン直撃!地上のヴァラロンは第二形態に。触手だ。ビーム攻撃を街にし、これ、確実に人死が出てる…。そしてあの爆弾卵もガッツリ産んでる!
地球降下中のアースガノン。推力すげえな。でもブレーザーを落としてしまうw そのまま落下するブレーザーがちょっとおもしろい。
ヴァラロンは爆弾を敷設しながら品川方面へ。ビームでビルを粉々に。
アースガノンは地上についたと同時にメンテナンスへ移行。片手をついた疲れた様子のアースガノンがコミカルで良い。
ゲント隊長も色々限界っぽく、立ってるのもやっとっぽい。
ゲント隊長の助っ人に各部隊が集結。時間を稼いでいるあいだに、上への交渉に向かうゲント隊長。
ブレーザーに呼びかけるゲント隊長。ブレーザーがゲント隊長の命を守ってくれていたことへの感謝を伝える。ブレーザーコインはすでに石になってしまっている。ブレーザーなしでSKaRDのみで戦うことを誓うが、そこでブレーザーが起き上がり「おれも、行く」と。ブレーザーが日本語を喋った!!!
ブレーザーとともに戦うことにしたゲント隊長は、ナグラテルアキ副隊長に「おれはSKaRDに行けない」と伝える。ブレーザーと心中するつもりなのだろう。「守る」のがゲント隊長だもんな。ゲント隊長は、SKaRDの全指揮権をナグラテルアキ副隊長に移譲。これはこれまでなかったことなので、ゲント隊長的には「本当に最期」という意識なんだな…。そしてそれを受け入れるナグラテルアキ副隊長。彼はゲント隊長の思いが「わかってる」ってことだよね。その決意表明後に復活するブレーザーコイン。いよいよ最期の戦いが始まる…。ブレーザーを見るゲント隊長の目が悲しげなのは、自分はともかく、ブレーザーもまた一緒に犠牲になることへの感情か。
最期の変身で手を伸ばし合うゲント隊長とブレーザー!!!!はあ…。泣ける…。ゲント隊長の「今度はもう、離すなよ」ってのは、月でブレーザーがゲント隊長を守るために分離したことを、直接的には言ってるのか。でも別の意味も生まれそうなセリフだ。
変身後すぐにファードランも呼ぶ。最終形態だ。いよいよブレーザーvsヴァラロンの最終対決が始まる。セットのミニチュアの出来がすごすぎるし、カメラもガッツリ凝ってる。
ヴァラロン強い。ブレーザーを地に叩きつけた上での、プレス。
月軌道上に13体の宇宙怪獣!!!これはキツイ!!!ドバシユウの「V99は、業を煮やして船団で"報復"に来たのか」って、「報復」?「4thウェーブ襲来」?アメリカが本部なんだ。
アースガノンには月軌道のV99船団への対応が命じられるが、ナグラテルアキ副隊長は地上のヴァラロンへの対応を優先し、中央司令部の命令を拒否。それを聞いていたミナミアンリ隊員の「いいじゃないですか」という万感の顔でのつぶやきがホント、良い…。
メンテナンス要員たちに見守られながらアースガノン、出撃!
閉じ込められたアオベエミ隊員を救出にきたのはハルノレツ元参謀長だった。アクションなしの音だけだし、辞めたはずなのにあの帽子をかぶってるのが面白いw
アオベエミ隊員に燃えさしの手帳を渡すハルノレツ元参謀長。ハルノ本人じゃなくて、お付きの者が警護の要員を制圧してたのね。
再びブレーザーvsヴァラロン。地上のカメラから見上げる形でのアクションだし、ミニチュアのビルの間での戦闘で、臨場感が凄い。
「戦闘でビルに倒れ込むブレーザーからの、ヴァラロンがなにかに気づいて空を見上げてからの、その視線の先に飛来するアースガノン」っていうのを、地上目線での「一つのカメラでのショット」でやってるのも凄いな。
アースガノン迎撃のために爆弾を放り投げてくるヴァラロンやべえ。が、それはブレーザーが落とす。が、燃料気化爆弾並みの威力で地上がやべえ。
司令部では、各国の軍による、月軌道上のV99船団への攻撃が整ったことが知らされる。そこに乗り込んでくるのがハルノレツ元参謀長とアオベエミ隊員。
ドバシユウがハルノレツ元参謀長に言ってる「解任された人が作戦中の指揮所に入ってきちゃダメでしょ」って、そりゃあんたのことだろ感www
全世界の通信をオンにした上で、アオベエミ隊員から語られるV99の真実。1999年に撃墜したのは隕石ではなく、地球外生命体の宇宙船だったと。
通信切ったはずのものをちゃっかり聞いてるナグラテルアキ副隊長w
アースガノンもV99の技術を利用して作られてたのね。で、隊員たちはV99の意思疎通がアースガノンにできるのではないかと気づくのか。
当時、宇宙船の撃墜を命令したのがドバシユウ。まあ、でもそれ自体は仕方ないのかな。でも、だからこそ「復讐」と捉えたのね。
ここでナグラテルアキ副隊長が、アースガノンからV99への交信を司令部へ進言。このあたりの、暴走じゃなくて、命令系統をしっかり通す描写は大事ですよね。アースガノンとV99船団の通信ができてることをなぜか確認できる司令部はちょっとおもしろいw
アースガノンが伝えるV99船団の意識は、ただ「地球への恐怖」なのね
1999年に撃墜した宇宙船からは兵器の類はまったく発見されていなかったことが明らかにされる。ただ、V99が地球に恐怖を感じていても、ガッツリ宇宙怪獣を送り込んでくるってのもなかなかヤバいな。
「戦いを望んでいない」ことを伝える
ヴァラロンとブレーザーの戦いも最終局面。ビームを放とうとするヴァラロンと、弓で攻撃しようとするブレーザー。そこに立ちふさがるアースガノン。アースガノンという人間側の兵器で「戦いを望んでいない」ことを示すのか。
ただ、V99を撃墜しようとしたのは人間だけじゃなくて、地球怪獣たちもなんだよな。それは本能なんだよなあ。
アースガノン、兵装解除!!!!そしてヴァラロンのビームを浴び倒れるも、すぐに立ち上がってブレーザーとヴァラロンの間に立つアースガノン。そしてそれにうろたえるブレーザー。そして空にはついにV99船団が…。その状態で、ブレーザーも戦闘状態を解除。
V99船団が射程圏に入り、攻撃するかどうかを最終判断するところで、ハルノレツ元参謀長とアオベエミ隊員がドバシユウを説得。ドバシユウは引き下がる。
司令部はすべての兵装を解除。世界各国でも徐々に解除が広がる。ブレーザーはヴァラロンになされるままに攻撃されている。キツイね。
兵装解除してもなおも近づいてくるV99船団に、アオベエミ隊員「アーくん、彼らにこう伝えて。"未来"って」。「未来」の思念がV99船団に通じたのか、V99船団は撤退して行く…。
ナグラテルアキ副隊長の顔芸、ちょっとおもしろいw
V99船団撤退後、ヴァラロンとは和解するのかなと思ったが、いなくなったからってこのまま戦っちゃうの?まあ、怪獣はその本能のままに戦っててV99船団の人とは別なのかもしれないけど。
ヴァラロンに破壊された東京の遠景のセットが、CGも使ってるんだろうが、すごいな。
司令部もヴァラロンへの攻撃を開始。ハルノレツ元参謀長が攻撃を指示してるの、熱いが、それでいいのかって気もするw
ヴァラロンの爆弾がついに起爆する!!!と思ったら、地球怪獣たちが食ってるwww なにそれwww
ブレーザーに止めをさそうとしてるヴァラロンを引き止めるアースガノン。ヴァラロン、マジつええな。ってか、ブレーザーはファードラン強化を再開しないのね。
テレビでブレーザーを応援するゲント隊長の息子さん。そしてそれがブレーザーとその中にいるゲント隊長に伝わってる!!!
ゲント隊長の腕のミサンガ(息子からもらったやつだよね)が光り、ブレーザーの腕も光る。そしてブレーザーの腕から光のビーム!まずは片手でやってて、やがて右手を添える。こ、これはスペシウム光線じゃん!ここでスペシウム光線なのか!人の子供の心の支えが、スペシウム光線に!これはすごい!演出もムチャクチャかっこいい!!
スペシウム光線をうけて爆散するヴァラロン。
勝利はしたが、アースガノンはぶっ倒れて目がぐるぐるになってるし、なんか勝利の舞を踊ってるブレーザーもいて、おもしろい
伝えた概念「未来」について、ドバシユウに解説するアオベエミ隊員。ここはよくわからんなw
ドバシユウに後を託され、ハルノレツ元参謀長に肩を叩かれたアオベエミ隊員の、ちょっと涙ぐんだ目がとても良い。演者の良さがある。
ドックに入ったアースガノンを見上げるSKaRD隊員たち。アースガノンのサムズアップwww
光の向こう側。
家に帰るゲント隊長。「おかえりなさい」「ただいま」
あれ?ブレーザーはどうなったの?とは思うが、地球怪獣はそのまま出てくるだろうし、このままSKaRDはアースガノンで怪獣退治をするし、ブレーザーも活動しつづけるってことかな。
最終回。最後にV99とは和解するも、ヴァラロンとは戦うところはもうちょっと論理立てと説明が必要な気もするが、まあ怪獣とV99は別ってことだろうって単純なことのような気はする。
いやあ、ウルトラマンブレーザーは面白かったなあ。人間たちが活躍するところはちょっとチープさを感じることも多かったが、そこは演技でなんとかしてので満足度も高く、ストリーの謎の配置も適度にあり、なによりブレーザーと怪獣たちの戦いのアクションとその舞台であるミニチュアセットが素晴らしかったし、演出も最高だった。久しぶりにウルトラマンシリーズを見たが、大満足だった。